しょーじき、これまでスポーツ観戦に全く興味が持てない民だったのだが、今回からは違うのだよ。
それは「体癖」という視点を導入した!から!
今までとは違う世界が観えて、ものすごく面白い。
つーか逆に今まで何を見てたんだ、何も見てなかったんだな、モッタイネって感じ。
まあ、観戦もニワカ、体癖もニワカなので、たいしたクオリティの記事が書けるわけでもないのだが、
千里の道も一歩から。
今判ることをノートしておこう。
いつもの一覧を片手に携えてゴー。
まず、空手やボクシングなど対人格闘は圧倒的に捻れ型が強い。
7種の「勝つ!」という気持ちが決め手の種目だが。
レスリングになると8種も強い。
7種のほうが闘争心があるけど、8種のほうが下半身の粘りがある。傾向として。
陸上短距離も捻れ型か9種かだった。
柔道は大野選手、向選手とか巻き肩でアゴりがちの6種ぽい人も強いようだ。
前屈みに背負って投げる、みたいな動きが前後型6種向きなのかも。
6種は足裏の重心移動も前後するから、それで上体を押し引きする力がでるのか。
5種だと足裏から前に前にと進んじゃうけど。
水泳は肩が発達するので、5種向きだし、やりこむほどに5種的になっていくだろう。
みーんな見事に逆三角形の体格をしていた。
体操の平均台や鉄棒やトランポリンは、首長で手足がストレートな1種の選手が安定感抜群だった。
捻れ型や左右型だとどうしても軸がブレがちだが、上下型は基本がまっすぐだし、
演技中、常に細かな修正が要求されるのも自律思考型の1種に向く。
マラソンのような長距離走になると2種の得意種目だと名越康文が言ってたな。
あれこれ考えるよりひたすらなルーティンをやりぬく決意の力、持久力、となると2種的ということか。
名越語録でいうと、膝下が長い5種はサッカー選手っぽくて、
腿が長い9種は野球選手っぽいと言っていた。
サッカーは常に動き続け周りと協調し続けるスポーツで、
野球は分業で専門職傾向のスポーツだからな。
膝位置を比較するならこんな印象だろうか。
卓球は9種特化のスポーツだ。
あの反応速度で動けるのは9種だけだろう。
中腰で構えて、考えるより先に動く。反射でやりきる。
それまさに本能タイプ骨盤閉型9種体癖。
水泳の飛び込みなんかも9種の顔してる人ばかりだった。
いやまあ、どの競技にも各種体癖傾向の選手はいたように見えたけど、
体癖別得意なスポーツって絶対あるな~と、確信するものであった。
先天的肉体の仕様か後天的発達か、卵が先か鶏が先かはわかんないけど。
いやそもそもスポーツといえば5種体癖の得意分野であり、実際肩幅広い体格の選手は多くて、それは予想どおりであり。
意外だったのは、オリンピックに出るレベルまで何かをやりこむ、という時点でむしろ9種傾向が必須というか、
どの競技にも9種っぽい人が目立った気もするのだ。先入観かもしれないが。
こういう目とかのパーツが中心に寄った顔が9種傾向の顔だ。
おでこは角ばってて口が小さめな感じとかもしてくる。
寄り目、中腰、狭いけど力のある腰つき、プリケツ、腿長い。こんな感じかな、9種。
中腰のまま、すさささっと動ける人いるよね~。
こないだ車の前を、片手で「ちょっとごめん」の拝み姿勢のまま横切って行った通行人のおばちゃんが見事な9種だったわぁ・・・。ウケるほど速かった。
日本人は和式便所で9種傾向を鍛えるといいんだけどね~ほんとは。
しゃがむのも大事だし、肛門の締りも大事。
生殖器付近、生命力の中枢の地力を、日常で養うことがいかに大事かっていうさあ。
つか災害とかで便器使えない場面あったときヤバない? 今時の子は生まれた時から洋式だからしゃがみで排便できない子がいるとかなんとかでさー。尾篭だけど大事よ?
閑話休題。
左右型3種4種だと、そもそもスポ根に向いてない。
6種も夜は元気でお祭りや本番に強いけど、日中に調子でないのがネックかも。
スケボーとか6種向きな気もするけどな、ストリートで刺青キッズがウェイする雰囲気とか。
あと新体操とか演技要素が増えると、憑依型のパフォーマンス力が活かせるかも。
10種は団体競技のリーダーや監督には向くけども、個人技はどうだろう。体格には恵まれやすいのだが。
気になった選手の画像で解釈していこうかと思って、ググったけど、
動画で見ると感じられることも、切り取った画像からだとうまく読み取れないので、
やっぱ体癖は動きのなかで学ぶべきだなーと思った。
貼るのはやめとこ。権利関係も怖いし。
しかし、見ていて体に悪そうなスポーツが多くてヒヤヒヤする。
怪我や故障もそうだけど、競技特化の筋肉や、腰に負担のありそうな身体の曲げ方。
スポーツ選手のピークの短さっていうのは、
なーんか、不自然というか無理があるように思えてならない。オリンピックに限らないけど。
やればやるほど体が壊れるようではいけない。何かが間違っている。と思う。
やればやるほど、健やかになって勘が良くなって、
一生求め続けていけるものが「道」というものだ。
柔「道」とか。武道茶道華道、道という名に込められたコンセプト。
老いて尚盛ん。老師、老境、生涯ずーっと練り続けて謎に強いジジイになれるようなやつがいいんよ。
東洋の神秘と叡智、強ジジイという概念。
スポーツはなー。
若さを使い潰す気で、最高記録だけを競ってるとどうしてもそうなっちゃうんだろうけど。
現役が終わった後、コーチや監督業に転身できる選手ばかりでもないだろうに。
フィジカルエリート達のその後の人生が気になった。
素質に恵まれた優秀な人材を還元できる社会であってほしい。
肉体の全盛期は短く、人生はその後も長いものだから。
自然の水流を乗りこなす競技、サーフィンやセーリングみたいなのはそこらへん安心して見ていられた。
言ったらアレだけど、やっぱ金持ちのスポーツには心のゆとりがあるというか…、
若さや素質や体癖などのフィジカルより、メンタルの比重が大きくなっていく。
年をとっても高尚な趣味としてイケる感じがしてくる。
筋力はすぐ衰えるけど、波のくるところやタイミングに合わせていく予知的直観、センス、インスピレーションは一生かけて研ぎ澄ませていくことができる能力だから。
その感覚こそ人生のあらゆる場面で応用可能なマスターキーだ。
馬術もいい。馬の主人になれるということは、
自分自身の主人である、という前提をクリアしているということだ。
馬にナメられたら成立しない、獣は自分より弱い者に従ったりはしないのだ。
馬という、人より大きくて強い力を正しく制御できる精神力は尊敬に値する。
遊牧民は成人の証に自分の愛馬をもつというけど、そういうイニシエーションとしてもあれは優れたものだと思う。人馬一体よきよき。
アーチェリーとか集中力のスポーツも良かったな。
身体の使い方は非対称なんだけど、
あれは雑念が鎮まって天心へ至るときに手を放すと、結果として的に当たる。と、そういうもののはずだ。
的に当てるという出力をすることで、精神集中の精度を測る。
作為や闘争心があるほど体にヘンな力が入ってダメになってく。
あれはとても端的に心の在り方がモノの世界に顕れるという、興味深いものだと思う。
弓道もそうだけど玄人向きだね。あれは強ジジイ概念が成立し得る。
そんなわけで、
ルールも何も知らないし解説も聞いちゃいねーザッピング観戦だったのに、
意外とオリンピックを楽しめてしまったのであった。
体癖ってしゅごい。
参考文献
体癖ガチりたい人はAmazonでなく、公式サイトに野口晴哉の著書がございます。
名越康文のゲーム実況。
スポーツ選手と体癖の話をチラッとしてたのは、このシリーズだったかな。
2種の兄キャラが長距離陸上やってるのはライフイズストレンジ2。
体癖の過去記事。
亀仙人のじっちゃんフィギュアええ感じ。