ものがたりを解釈する

アニメ、漫画、小説、神話、あらゆるものが語りかけてくること。最も深遠な、でも誰にでも開かれている秘密に、解釈というメソッドで触れていく。

BONES 懐かしいからちょっと書く

BONES ―骨は語る― シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

 

年始一挙放送だかでやってたBONES〜骨は語る〜

ンなーつかしーい。
 
自分歴でMAX病んでたころ、のめりこむように見ていたドラマだ。
 
毎回、怪死した死体がどどーんでろーんのビジュアルに、
なぜか癒されていた自分はマジでギリギリだったんだなーと感慨深いというか。
あらためて見ると、普通にヒェッてなるな。なかなかのグロみ。
 
完全自殺マニュアルとか読んでたしなー。
そうだな、あの心理はあれだ。
昔、麻薬常習者か何かのインタビューで、
首から下げた弾丸のペンダントに、致死量の毒を入れてお守りにしているという女性がいた。
「いつでも死ねると思うと、すこし安心するの」みたいなことを言ってたっけ。
 
グロ死体映像を毎日見つめていた自分も、
死を側に感じることで、
いつでも全部終わりにできると思うことで、
苦しい生にギリギリ耐えて、なんとかやり過ごしていた。
 
グロ死体から腐った肉が除かれて、さっぱりした白い骨になり、
もの言わぬ骨に残る痕跡から、ブレナン博士が死者の生を読み解いていく。
清めと追悼の儀式のような物語に惹かれていた。
美女と死体っていう対比もなかなか象徴的。
 
自分も、見苦しい人生を清算した後で、あんなふうに誰かに理解して欲しかったのかな。
生きてる時は、うまく生きられない自分が恥ずかしくて、
なのに同情はされたくないプライドがあって、弱音は吐けなかった。
死んで終わってしまいたいのに、でも本当に誰にも苦悩を理解されないのも悔しくて寂しい、みたいなw
 
死んだ方がマシなほど、苦しい時はあるよね。
 

最近、小説家の北方謙三の人生相談で、
死にたいという若者の人生相談にたいして、
「本を100冊読め、本に死にたい気持ちを覆す力はないが、時間は稼げる」という名言があったとバズったけど。
 
そうだな。そうなんだろう。
自分も1日1時間、必ず凄惨な死体から始まるドラマを見て、時間を稼いでいたんだろう。
死にたくて、帰りたくて、どこへ帰りたいのか分からなくて、
それを知る機会をあてもなくただ待って、苦しみが去るのを待っていた。
いつくるかわからないいつかを諦めきれず、だましだまし生きてた。
 
というわけで、bones見てるとトラウマがざわつくし、今の感性に合わないので、
ちらっと見ただけだが、体癖的に見どころがあったとことかを書いておく。
 
ブースめっっちゃ5種。
ブレナンめっっちゃ2種。
 
典型的っていうか、一目でわかる体格や顔なので、体癖分析練習してる人には是非www
白人とか、人種の差異はあるっていうけど、それにしても。見たまんま判りやす過ぎてwww
 

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BONES ボーンズ 骨は語る シシーズン8 Vol.3(第5話~第6話) [レンタル落ち]

 

ブース、肩幅の広さ厚さ、アゴの奥行、上目づかいの伺うような表情をよくする。
ブレナン、かなり頬骨の目立つ顔、愛想のないクールビューティー、首は太めだが1種ほど縦の勢いがなくて、あちこち角張ってる感じ。
 
こういう海外ドラマって年単位でやるし、
脚本もシーズンが後半になってくと役者に合わせて書いていったりするので、
まあ、割と素の性格が見れることもあると思う。
 
あらすじいるかな。
 
2種体癖ブレナン博士は法医学者、日本ではあまりメジャーでない分野の学者だ。
日本では上野正彦が有名で色々本を出してるけど、
 

ドラマの舞台、伝統ある博物館の部署であり、清潔で洗練されて、それでいてホログラムでシミュレーションまでやる最先端で近未来的っていうイメージはかっこよすぎた。

 

いわゆる検死っていうと、日本の刑事ドラマとかだと、霊安室みたいな、薄暗くて冷たい手術室みたいな先入観があったからな。

それがひっくり返ったカルチャーショックが良かった。

 

そんなステキで知的な職場に、身元不明までグロになった死体事件を持ち込むのがFBIの捜査官、5種体癖ブース。

 

主人公コンビは、

Xファイルのモルダーとスカリーの男女逆転みたいな感じだ。

 

主人公ブレナン女史は知性派の天才なんだけど、人情の機微や常識に疎い。

付き合いのいい相棒ブースは、毎度突拍子もないブレナンに振り回され衝突しつつ、根気よく関係を築いていく。

なんだかんだ足りないものを補い合える2人というやつ。

 

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頭脳型、思考タイプは、共感とか人の気持ちを感じとるのが下手だ。

だから、知識や役割から人を解そうとする。

エンパシーは後天的学習で発達するが、シンパシーが苦手なのよ。

ブレナンもそう、人の骨からなら驚くべき情報を得られるのに、

生きてる人の気持ちをとんと察することができない。

サイコパス感は1種ぽいかもな。サイコつかアスペか。

骨のこと、自分の得意分野のことはマシンガントークなところとかも、どっちかというと1種か。

 

ものっすごわかりみあるわブレナン博士w

演じてる法医学博士の役が1種ぽいのに、

役者のエミリー・デシャネルは2種っぽいから、 

1種の自分も反発なく感情移入できたのかもなー。

 

同じ型なら陰陽が違っても割と互換的だったりするようだ。

まず親族にいるから、模倣が捗るということもある。

親を見て育って、行動パターンを吸収してたりみたいなことがある。

自分の母親も2種で、困難な時期は2種をよそおって生きていたような気がする。

 

ブース、感情タイプの5種は、人と人との繋がりの本能、大脳辺縁系が主軸だ。

5種は特に全方位外交型の陽の者。

誰とでもソツなく付き合えることにかけては随一だ。

社交のテクを教わるなら、5種だよな〜。

 

ブースが潤滑油になって、

ブレナンは職場の仲間とも良い関係を築いて、成長していける。

 

BONES ボーンズ 骨は語る シーズン3 Vol.5 [レンタル落ち]

アンジェラは、顔のパーツが全部大きい。

前回見たハライチの岩井に似た感じの10種かな。常に人好きのする笑顔なのは、役でもあるし素でもありそう。

包容力があって、みんなのママ的なポジション。アーティストなのも10種的カリスマを発揮してるのかな。

恋愛遍歴が豪の者らしいが、10種は愛の間口が広い。恋愛対象のストライクゾーンも広い。

ヘンな男をひっかけちゃいけないぜアンジェラ姐さん・・・。

 

 

BONES ボーンズ 骨は語る シーズン5 Vol.2(第3話~第4話) [レンタル落ち]

 

カミールは、目が離れたヒラメ顔タイプの10種。

私がボスよ、というのも10種やな。

そこさえ認めれば、部下の裁量に任せる度量のある人物だ。

一期から見てたときはボス交代に不満だったけど、

それを忘れて見てみると、優しそうな表情の人な気もする。

 

 

BONES ボーンズ 骨は語る シーズン5 Vol.9(第17話~第18話) [レンタル落ち]

ホッジンズは、9種ぽい。

デコが鉢張ってて小柄な印象。

目つきもなー。まっすぐ人を見るというか、視線がジッと固定されてる感。キョロキョロしないのだ。

昆虫や胞子の博士というのも似合う。余人が顧みないニッチを極める。

なにより何回フラれても絶対諦めないマンなのがw

執着つよつよで一歩間違えればストーカーになる愛し方っていう。

 

 

あ~BONES懐かしかった~。

つらい時期に伴にあってくれて、感謝してる。

 

ブレナンが意外と乱暴者なのが面白いんだよな。

2種はスクインツ(内向的オタク)、博士で知的な女性なのに、

前に出て銃を撃ちたがったり、カッとして悪漢をボコったりする。

それは体癖や外観からはまったく想像できない行動ってことになるのでは。

7種か6種のやりそうなことだw 

うん、ギャップ萌え! そういうことがあるから人間て興味が尽きないよねw

まー多分、アスペの人のアレ、他人とうまくコミュニケーションできなくて鬱積したフラストレーションが突如爆発するやつ、それが攻撃性みたいに解釈されてるのかな、とか。

 

 

骨や骨格から人間を観るブレナン、ボーンズ博士なら、

きっと体癖論もあっという間にマスターするだろうな。

骨相と体癖には共通する土台がありそうだ。

 

というか、自分が体癖に夢中なのも、

ボーンズの、見た瞬間に人のことを見抜くスキルに憧れているのもあるのかもなあ。

骨から性別人種に生前の生活スタイルを見抜くのはもちろん、

生きてる人でも歩き方から女性が妊娠してることを見抜いたり、

赤ん坊の顔の骨相から父親が誰か見抜いたり、枚挙に暇がないけど。

 

あんな風になりたいというか、なれそうな気がするのだw

 

 

 

上野正彦

 

死のうと思っても、まずテキストで予習をしてしまうとか1種よなw

 

参考文献

 

 

体癖ガチりたい人はAmazonでなく、公式サイトに野口晴哉の著書がある。

www.zensei.co.jp

 

 

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特別お題「わたしの推し