ものがたりを解釈する

アニメ、漫画、小説、神話、あらゆるものが語りかけてくること。最も深遠な、でも誰にでも開かれている秘密に、解釈というメソッドで触れていく。

M1グランプリで体癖演習~ 第五回

一応今年もやっとくか。
恒例、M1グランプリで体癖を学ぼ~ぅ


お笑いもテレビも品の無い刹那的な娯楽とうっすら軽蔑する家風で育ってきたが、
体癖の概念を知ってから、その先入観は崩れた。
体癖が、古い思考パターンからひとつ自分を自由にしてくれたこと感謝している。
ありがとう野口晴哉先生。

 

漫才師たちが何年も磨いてきた芸、その頂点を競うとなると決してバカにできるものではない。

 

漫才の良し悪しは、観客が笑うかどうか、という指標しかないわけだが。

 

人がなにをおもしろいと思うのか、
笑う、というポジティブな反射に、琴線に触れるものはなにか、
と問うてみるとそれはなかなか深遠だ。

 

同じネタでも、どんなに面白いネタでも、演じる人が違えばきっとスベるし笑えない。

 

漫才をする人が持っている声、間、喋りの緩急、圧、動き、体格、価値観、感受性とか、
その人の資質を活かした台本でないといけなくて、
そして更にボケツッコミの二人でかけあうわけだから、その相性もある。

 

あるかどうかもわからない正解を、身体感覚と観客の反応を頼りに磨いていく。
そのような探求は自分のオリジン(源泉)に向き合うアートになっていく。ならざるを得ない。

 

自分を知り、活かすこと。
漫才もまたその道となり芸となる。
善哉善哉。

 

 

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M-1グランプリ 公式サイト

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ヤ―レンズ

楢原真樹 9種体癖
出井準之助 10種体癖

 

・ベラベラうるさい
・ひとつのことを集中して喋れない
・一人が好き
・ゴキゲン
・会話できない

 

あまりにも9種に向けての罵倒ww


まあ、9種は実は集中力は一番あるんだけど、
会話がヘタクソっていうか、
相手の気持ちの推移を待てなくて、自分にしかわからないことを自分にしかわからない脈絡で喋り倒す唐突コミュニケーションをされるとそういう感想になる。


9種はマイペースで、周囲に流されない。それは良くでることも悪くでることもある。

 

結婚しようと思うんだけど、という流れで
楢原真樹のキャラを全開に活かしてきたネタだった。

 

前回まで圧されるようにツッコミ一辺倒だった井出準之助もボケてくるのよかった。
9種の勢いに置いてけぼりになってる会場を「なあお前ら!ついてこいよ!」と、一体感にもってくの、巧かったな。
あれでかなりフォローされてバランスよくなったと思う。

 

ツッコミのほうの体癖は読みにくいこともあるのだが、
井出は目元に10種を感じる。ぐりっと大きくて、でもとろんとして陰型な感じ。加齢とともに涙袋が目立つようになる顔(予言)

 

 

 


めぞん
吉野おいなり 6種体癖
原一刻 4種体癖

 

ごめんネガハピのクロエみたいないイチャモンからのぶっちゃけの流れだなと思ったw
6種体癖やっぱこういうの得意技だな~、恋愛ネタだし。心理的駆け引きの言語化うますぎるww


相手の会話に対して
初手「本当に○○と思ってる?」と混ぜっかえしてくる、絡んでくるようなコミュニケーションね。ほんとそれ。

 

吉野おいなりの、鋭い顔つきっていうの?目と眉の間が狭い感じ、鼻の尖った感じ、目がキマッてる感じが6種っぽさ。

「逃げろ!」で、とっさの身体的なリアクションが巻き込むような前転というのも6種っぽさに見えてくる。


漫才終わって、息切れして審査員に受け答えできないのも、全開で暴れたのはもちろんそうだろうけど、
6種ってのは体調よくないアピールで構ってもらおうとするのも常套手段。無意識の媚びテクだ。

 

6種は最も恋愛脳の妄想体質だが、
次いで4種も恋愛脳なとこある。

 

原一刻は顔が角張ってて色白だから4種かなって。

フリの「彼氏役を頼まれて」っていうのが4種のおもてなしモテ体質エピソードっぽくてな。人に都合よく使われがちなんだよな4種男性。圧が無くて親切ぽいから。

で、6種のぶっちゃけにつられて本音がでてきちゃうあたりが、

ほんとネガハピのマナカとクロエの絡みの男女入れ替えみたいに見えてしまった。

4種のモテにウザ絡みする6種っていうパターン、あると思います・・・。

4種は感応型だから言語化ヘタなんだけど、6種は演技派だから分析も斜に構えるのも得意でな。

6種から見た4種は媚びてるのにそれが無意識な真の恋愛強者なんだろう。


原一刻がメガネ外してシャウトするとき、ちょっと目が寄ってて9種も感じないではなかったが。
ガラ悪めキャラなのは相方に染まってるとみたw

 

 

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「クロエさんは考え過ぎですって」

「マナカちゃんはわかってるよぉ~、違和感に気がついてる側の人間だよぉ~」

「しつこ過ぎる・・・」

っていうこのパターン何回見てもおもろいフォーマットw

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脱税を許さないアイドル(ネガハピ)

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カナメストーン
山口誠 10種体癖
零士 9種体癖

 

零士、とんでもなくカン高い声。
声が高いと子どもっぽい3種か、喉を締める力の強い9種かなとアタリをつける。
で、どこで売ってんだっていう謎オレンジ色のジャケット、ヘンな服を好んで着るのは9種だ。
3種だったらもう少し流行りを気にしたオシャレになるはず。

 

山口はずんぐりむっくりで、喋るより動いてるな。リアクション芸とか身体感覚優位っぽさがある。あと眉ごんぶと。

 

ネタは・・・、バカですね~。
自分は言語感覚優位の1種体癖なので、
こうもリアクション芸に振られると、若干ついていけない。

 

「声が高すぎて日本じゅうのイルカがこっち向いた」という審査員コメントで一番笑ったわw


まあ、ワンチャン子どもや外国人など、言語によらないファンを獲得できる人達かもしれん。

 


エバース
佐々木隆史 2種
町田和樹 7種

 

なんか2種アニキに7種舎弟ってあんま見ない感じでおもろいな。いやボケツッコミか。

 

まず二人とも地黒な肌色をしてるなと。

佐々木はさー、親戚の2種の子にめっちゃ似ててもう2種にしか見えなくなっちった・・・。
2種がボケやイチャモンというのはあまり得手ではないはずだが、
リアリティ無い机上の空論のデート計画に、人を駒のように組み込むサイコパス感ではあるか?
駒というか車としてだがww


町田は地黒で面長で猪首、上半身とか二の腕が発達して下半身は細い。
7種舎弟は付き合いええよな。圧があんま無いのは舎弟ムーブだから?
7種にしてはずいぶん口が回っておもろい。額が大きいので頭脳型的な気質もあるか?

 

構成が見事とか、対策してきたんだろうなという審査員の評価だったが、
マジメというか学習能力が高いコンビでありそう。

 

最終決戦のネタも、佐々木のサイコ計画になんだかんだ付き合いのいい町田という、このコンビならではのフォーマットができていて、

それは2種アニキと7種舎弟の関係性としてもなかなか興味深いものになってると思った。

 

 

最終決戦で票が入らなかったエバースだが、

ファンによるとこっちのネタならワンチャンあったと惜しまれていた。

たしかにこっちのネタは町田がエロクズでおもろい。

2種は真面目なようで、夢と現実の境がないようなふわふわした話を始めることがある。

そこから詰め将棋のように町田を追いこんでいくのだが、ルールを飲み込んだ2種は強いな。

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真空ジェシカ
ガク 1種体癖
川北茂登 2種体癖


・・・毎回いるな?
5年連続エントリー、それも凄いよ。どっちも頭脳型で言語世界に偏ってるコンビだから、ヒットする層は狭いはずなのに。
場慣れしてて「クジ引いたの車イス選手だから車ネタを二回引いた」とか、当意即妙のコメントを冒頭に混ぜ込んできた。
し、見る方としてもこの二人のノリに慣れててスッと没頭できた。
やっぱ年々おもしろくなってる気もする。川北の役に入り込むキマリ具合というか狂気がおもろい。

この二人は1種と2種の特徴がよく出た容姿をしている。

 

似たようなヒョロガリノッポ体格の、肌色がパッと明るいほうが1種で、地黒で頬骨が高い顔をしている方が2種だ。

 

 

 

ヨネダ2000
誠 3種
愛 6種

 

ヨネダ2000は松浦亜弥に金払ったほうがいい。
あまりにも擦るやんw

愛が大柄で誠が小柄なんだけど、
その体格差でぶつかったら誠がマジで吹っ飛ぶの、危ないけどごめん笑った。

 

これは漫才なのか論争、どんどん湧き上がってほしい。
どんどん色んなわけわからんお笑いが生まれてほしい。

 

とはいえ、ちょっと自分にはどこがおもしろいのかピンとこなかった・・・。

音痴だからな~。音ネタへの感度が低いんだろう。残念。

 

誠だが肩幅や輪郭に角張りがあって雰囲気もどっちかというと陰なので素だと4種に見えるが、

今回のネタのなかではコマネズミのようにちょこまかと忙しくかわいく動き回っていたので3種らしく見えた。

 


たくろう
赤木裕 9種
きむらバンド 1種

 

メガネパーマってもう1種の特徴のあるあるですね。
やや小柄だが、首もしっかり太い。実況中継とか得意だよねわかる。

 

赤木が・・・眉が独特で眉間がギュッとした顔で9種っぽいけどな?
一瞬映った横ケツがプリッと突き出てて、やっぱ9種。
しかしネタのなかに9種らしさはあんまなかったか。

 

これは多分ネタを書いてるのがきむらバンドのほうで、しかしきむらは赤木のキャラの良さを掴みきってない・・・?
と思ったら、
審査員コメントだと逆で赤木はもとから挙動不審なところ、今回のネタはその挙動不審が活きるフリだったらしい。


読みが未熟だった(´-ω-`) 慢心を排して今後もよく学ぶべし。

 

9種って陽型発散系だから、自分からどんどん話す人もいるし漫才なんかではそっちが目立つんだけど、

口下手で話しかけられるまで喋らないタイプも結構いる。で、話すと受け応えが独特~みたいな。

 

ペラペラ喋る1種のフリに、戸惑いながらも言葉を返す9種、興味深い関係性がみられるコンビだった。

協調性や社交性という観点からすると1種のほうが恥や外聞を気にするのでまだ人に合わせる気持ちがあり、9種は最もマイペースという先入観があるけども。

人に振り回される9種というのも珍しくておもしろい。

ネタを何度かよく見ると実は気持ちは振り回されてないんだよな。ずっと自分の都合もボソボソ主張していて、その微妙な噛み合わなさがこのコンビの妙味なのだろう。

 

優勝おめでとうございます。

でも来年も見たかったからちょっと残念、か?

 

 

ドンデコルテ
小橋共作 8種
渡辺銀次 9種

 

お、二人とも面長だな。

まずネタがおもろかった。現代人にはブッ刺さるあるあるだった。

デジタルデトックスがイイとか言うが、
こちとら現実に向き合いたくないからスマホ見とんじゃいっていう居直りはwww
罪悪感と心当たりがあり過ぎるwww


「国民の半数以上が無意識下では私側」
そうですねすんませんwww

「現実よりインターネットを見ましょう」
「科学者よりインフルエンサーを信じましょう」
愚民への煽り性能が高すぎる名言ぶちこむじゃんwww


怪しい自己啓発セミナーの伝道師か教祖みたいな、堂々とした説得力だけがある喋りの渡辺銀次は、
身振りの途中で寄り目をやってたな。
もともと目が寄り気味ではあるが、9種の強力な集中力や目力で見つめられるとインパクトがある。
こっちも思わず目が離せなくなる。9種のツカミ術だ。

 

キャラが活きてるな~。渡辺の教祖キャラの一点突破に絞ったのもよかった。

しかしそのせいで相方の体癖はわからなかった、見た目8種っぽいかな・・・くらい。

まあ目立たなくても「いや、あなたが聞いた」で押しきられて聞きつづけることになった時とかの、なんとも言えない表情とかすごく共感できて、きっちりイイ仕事してた。

爆走する9種のテンションに付き合い続けるのはなかなか大変で、8種の根気か、10種のおおらかさか、受けとめ方にもなんか資質があらわれてくるなとは思った。

1種の自分は9種友人のことは好きだがスルー気味に流して付き合う。いちいちツッコむのも疲れるし、9種の人もそれで不機嫌になったりはしないのだ。

小橋は耐えてる感かな~と。

 

最終決戦ネタも現代人弱男あるあるで、一本目の延長っぽく笑えて、

自分はドンデコルデが優勝だと思った。優勝あげたい。

たくろうのネタのプロレスと洋画吹き替えもまあ一応わかるけど、

ヤベー人の自己開示と言語化のおもしろさのほうが、そういうの好きな自分にはハマった~。

ってかこういう口の巧いカリスマに騙されやすいのが1種体癖なんだよな。

おもろいけど怖い。渡辺銀次が詐欺師でなくお笑い芸人で本当によかった。

 

街中の名物おじさんって月曜から夜ふかしのインタビューで見てみれば愉快なこともあるけど、ちょっと触っちゃいけない人というか、タブー感あったもんな。

子連れが「ママ~あの人・・・」「シー!目を合わせちゃいけません!」みたいなアレ。

あと駅前とかに出没するタイプは絡んでくる場合があるので目を合わせたくなかったり。

それで臭いモノには蓋的に意識から締め出してしまいがちなところ、

そこを全開でほじくってこられておもしろかった。

あの人ら社会からのプレッシャーに耐えかねて奇行に走ってたのかというw

掛け合いの全部が名言だったw

 

名物おじさん前夜wwww全身にLED巻いてチャリで走ろうかなとww
意味から逸脱したくてやってたんだwww

 

名物おじから怒鳴り演説おじに進化した場合は
「こんな段差いつでも降りれるからな!!」で観客を脅かすのヤバ過ぎるwww

 

「多数決なんかクソだ」ってあんたさっきのネタでは多数派の多さが利点っつってただろがwww

無駄に説得力だけある人特有のガバガバ理論やめてwww

 

ドンデコルテ、来年もぜひ見たいw

 

 


豪快キャプテン
べーやん 5種体癖
山下ギャンブルゴリラ 5種体癖

 

今度はどっちもがっちりしてるな。上半身の前後の幅が厚く、でも足は太ってない。
おでこが横長で狭め、エラもしっかり。
顔つきは結構違うけど、どっちも5種体癖に見えるなぁ。

 

ポケットのパンパンさで人間性を測るのは、5種の人間観察眼のネタかな?

大阪のしゃべくり漫才っぽさがあったけど、うーん


審査員によると、いつもはもっと掛け合いというか対話になってる感がおもしろいらしいので、
5種のコミュ力の良さが、ちょっと緊張して出せなかったのかな。
ヘタレ×ヘタレだからな~、そういう時自分と同じ感受性の相方だとドツボにはまることあるかも。
自分と違う相手と組むと、気持ちや視点が変わりやすいこともある。

 

 

ママタルト
檜原洋平 3種体癖
大鶴肥満 3種体癖

 

肥満が肥満過ぎて心配だけど、今年も元気そうで良かった。

まんべんなくコロコロ太った肥満は3種、明るく淡いピンクが似合う色白さんだ。

 

太ってたりハゲ散らかしてるのを自虐的キャラとしてお出ししていても、
3種の自虐は嫌味がなくて、道化になるのに抵抗がない感性だ。
こっちも素直に笑うことができる、それすなわち3種力。

 

しかし去年はもっと動けるデブだったのが面白かったのだが、今年はそこが控えめだったか。

そして今年も檜原の体癖がわからん。
3種っぽいけどな。気やすさを感じるというか。

 

 

 

 

以上、全部見るのに結構時間かかっちゃった。

 

よし、総括。

 

今年は例年よりリアクション芸少なめ、理屈っぽい言葉の掛け合い多めで、自分的にはかなりおもしろく見られた年だった。

最終決戦に上下型と開閉型が多く、

左右型と前後型がいない年でもあったな。

 

なんとなく毎年の傾向に偏りがあるのが面白いところだ。

審査員の気質も関係あるんだろうか?

今年は審査パートも流し見したが、10種が多いなと思った。みんな顔が濃い。

いや10種こそ全てを受け入れる感性だから違うかも。

 

それにしても、やっぱ9種はスター気質というけど、

実際に数年かけてM1で観察した結果、やはり印象に残る人が多いのはあるな。

 

読んだだけだった知識が、観察や実践によって身についていくのは充実感がある。

 

学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや。

 

 

 

今年はこれが最後の記事かも。

 

みなさんメリークリスマスと、よいお年を。

 

 

 

 

体癖

体癖 - Wikipedia

 

 

 

参考文献はこちら。 

 

 

 

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もっと流行って廉価版とか文庫版とかでるといいよなー。

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