ものがたりを解釈する

アニメ、漫画、小説、神話、あらゆるものが語りかけてくること。最も深遠な、でも誰にでも開かれている秘密に、解釈というメソッドで触れていく。

ゆえに世はことも無し。

元総理暗殺に全然心が動かないことに驚いている。
「ふーん、で?」以上の感想が無い。

 

多分、ウクライナ侵攻のショックのほうがデカくて、
それに比較してしまえば、ということかもな。

 

誰であれ、あんな死に方をしていいとは思わないが。
しかし人はいずれ必ず死ぬ。
安全神話などという幻想と、リアルワールドにあるリスクと、
いつでもリアルのほうが上位の摂理であり、
幻想を手放し、自然に沿い、心得違いを更新していくべきは人間のほうなのだ。

 

元総理は統一教会に祝電的なビデオメッセージを送ったという。
カルト宗教のもつ票田や人材、恩恵だけを受け取れるわけもなく。
それは家庭を壊された被害者たちの憎悪と、表裏一体のセットだったと。

 

日本人てアレだね。

何しても大人しいとナメてると、いきなり決死の特攻かますのは、民族性なのかね。
極端というか。普段やたらに我慢強いけど、よくわからんところにある地雷踏むと苛烈っていうと8種体癖っぽいかも。

 

カルトのトップのほうが、そういう復讐を警戒してセキュリティがガチだったわけだから、
搾取して洗脳して、人に怨まれてる自覚があるんだろうねえ。

 

しかし、1種体癖得意の鳥瞰で考えてみると。

 

自己がより良く生きるため、他者を食い物にする。それは是だ。
肉食動物は、弱いもの、警戒を怠るもの、群れからあぶれたものから獲って食う。
弱肉強食の食物連鎖は自然の摂理であり、
人間社会の倫理や安全への信頼は、人間の生み出したマトリックス共同幻想に過ぎない。

 

ゆえに搾取の件については天罰など期待できるものではない。憎まれっ子世に憚るというものだ。

 

ただ、同族喰らい、となると。
社会性動物の共感能力の発達という観点からすると。意識のレベルの話でいくと。

 

他者を食うのに何の痛痒もないのは三次元の意識だ。
他者の痛みを自分の痛みとして感じるのは四次元。

 

虫や魚や爬虫類のごときレベルなら、共食いは自然でも。

魂が成長するにつれ、同族喰らいは己の手足を食う自傷行為と変わらなくなる。

 

カルトのトップがどれほどのサイコパスか知らんが、
同族と認識するものを食い物にするのは、四次元への成長をみずから阻害することに他ならない。

民族や人種が違うからといって、付き合って気心知れてしまえばいつまでも本気でそう思えるわけもない。いずれ芽生える共感を抑圧することになる。

 

人間に生まれながら、三次元の意識にとどまり続けること、
成長できない、というのは魂にとって最も苦しいことだ。本質に反する苦。

 

いくらつぎ込もうと、金と享楽ではその苦しみは誤魔化せず。

なぜ苦しいのか気づくこともできないだろう。お気の毒様だ。

 

ゆえに死は救済だ。
記憶をリセットして、課題は来世(あれば)に持ち越しとなる。

 

しかし業は業であり。やったことが消えるわけでもない。
どこかで、人知にそぐわぬ因果応報の辻褄合わせが起きるだろう。
鬼舞辻無惨の暴虐のツケを産屋敷一族が病身早世をもって払い続けたようなことが。
それが六層、六次元の法、有限の世界の摂理だ。

 

地獄もサタンも、自分に言わせれば、五次元へ至る過程での自責の比喩だ。

生死を巡る魂という連続性のなかで、
自分がやったことは自分が知っている、だから決して逃げられず、ごめんねできるまで終わらない。

 

洗脳、脳の生理を利用して自由意志を妨げることがどれほどの冒涜か。

 

その罪をつまびらかにしてくれる他者も、裁いてくれる他者も、許してくれる他者もいない。
己の過ちに、己で気づき、己で許し、己で進まなくてはならないのだ。
甘ったれにはそれが地獄にも感じられるというだけのこと。
自立できれば、そんなことは当然のこととして受け止められる。
そこから自由と責任の表裏一体、自在を生きられるようになる。

それが魂の摂理だ。

 

だから、今日も世の中はムチャクチャのようで、やっぱりこれでいいのだ。
魂の成長のため必要なことだから起きている。

魂がそれを望んでいるから、世界があるのだ。

 

成長ていうか、より正確に言うなら、

魂は、存在を生じたから、存在し続けたいという指向性であって、

この世界では停滞は熱的死に他ならないから、より大きなものへと拡大するしかない。

しかし肥大でない健康な拡大のためには代謝が、揺らぎや部分的な破壊を内包する必要がある。

だから、間違うことも壊すことも正しく必要なことではあって。そこまで考えると、

 

不完全や不幸であることの責任を転嫁できるような創造主も悪魔もいないってことになるんだよなー。

 

自身が望み選んだ世界がここであり。

 

憎むことも愛することも、ただ許されている。

 

それが七層七次元、いや、  の感覚だ。
魂はそこから来てそこへ還る。
いや、ほんとうは今もそこに在る。
有限を内包する無限があり、
魂は無限から有限を汲みだしている通路なのだ。
それがわかると、夢幻泡影の意味がわかる。
有限も実体も罪も苦も、ほんとうはなにも無い。
最初のひとつを生んだ瞬間から世界はこうなるしかなかったけれど。
一は二を生じ、三は万物を生じ、万物は陰陽となって流転するしかなかったけれど。
万物が響き合って調和するとき、無限への回帰がある。とらわれはなくなる。

 

ああ、ほんとうに。
ただそれだけ。

 

 

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追記。

 

存在の七層とか、輪廻転生とかシルバーバーチとか色々ごった煮で使ったけど。

どれも科学的に証明できるわけじゃないので、

ぜんぶレトリックであると思っても構わない。

 

そのように考えれば、自分のなかから憤りを消せる、苦しみが無くなる。

というセルフケア、今日一日を気分よく過ごすためのメソッドだ。

まず、自分の心を自分で救うこと。

 

カルトがいかん政治がいかんテロが警備がコロナがなどと、

悪いもの探しをして憤りや正義感から行動してもロクなことにならねえ。

そのうち自身の問題を投影しだして終わらない闘争になるだけ。

 

いいかげん、そういうのやめよ?っていうだけ。

 

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