ああ~ついに・・・ヨルムンガンド計画の全容が・・・。
このアニメ、リアルタイムでも見てたけど、今見ても凄いわ・・・。
音楽も戦闘もキャラもみんな素晴らしい。ほんとにすごいイイ(語彙死)
ドラムのビートに乗せて薬莢が舞うのはオシャレが過ぎるだろ。バイブスぶちアガるわ。
YouTube公式無料で、まだ一話からマラソンできる。世界中の人におすすめしたい~。
ここからクライマックスだあああ!!
あー、もうずっと毎週ココの悪い顔とフフーフ笑いを供給してほしい~。クセになるんじゃ~。
ネタバレ含む感想を。
2012年、リアルタイムにこのアニメを見ていた時は、
武器商人ココ・ヘクマティアルの新世界計画に、一定の理解を示すことができた。
多数を救うために少数の犠牲がでるのは仕方のないこと。
トータルで考えればずっと多くの人命が救われる、ならそれは善では? と。
自分は頭脳偏重型なので、そういう机上の空論を呑み込むのは性に合う。
合理を尊び共感に欠けるサイコパス思考ともいう。
でも、あれから自分の考え方も随分変わった。
今は、ココが痛々しくて見ていられない。
ココのためにココを止めようとしたヨナは優しい。
親しい人が間違った道に進み、苦しむことになるのが勘でわかるんだろうな。
あーそうだ、最近でいうと進撃の巨人のエレン・イェーガーと同じ問題を抱えてるんだな、これ。
デスノ―トの夜神月もそうか。同じバッドエンドへ収束する命題なんだ。
青年期、若い頃っていうのは、正しさを信じていて、ある種の潔癖さがあるものだ。
そして、不正を、理不尽を、愚かしさを憎む。
その時、そういう危うい若者の手に、世界を変革してしまうほどの強大な力があれば、
彼らはそれを使ってしまうだろう。
でもそうやって、
自分の中にある正しさのモノサシで世界の在り方を変えようとして、
幸せになれるかっていうと、ど~~してもそうはならんのだろうな。
エレンは巨人を憎み、差別を憎み、始祖の力を奮って世界を変えようとした。
ココは戦争を憎み、人の救いがたい愚かさを憎み、量子コンピュータによる空の封鎖で世界を変えようとした。
わかる、マジでクソほど人類は愚か。
いくらも生きてないガキにも判るほどに、今日も大人は間違いを選び続けている。
始祖の力や、量子コンピューターの力、死神のノート、
神の如き強大な力があれば、誰の目にも明らかな間違いを正し人類を導いてやれるのにと誰もが一度は考えるよ。
でも、力はエレンやココや月を幸せにしなかった、彼らの心を救わなかった。
苦しみも憎しみも消えなかった。
そういうことなんだよな~~~。
優れた創作、作家の直感はいつも同じ結論へ至る・・・。
人類を正す力を保持しつづけ、神として振る舞う彼らは間違うことを許されなくなる。
青年の潔癖さが、神であることを己に課す。と言ってもいいかな。
神は完璧でなくてはならない。
でも青春って、バカなことして色んな感情に日々振り回されて泣いたり笑ったりしてこそ楽しいものじゃん・・・。失敗することで成長できるんじゃん・・・。
もともとナイーブなメンタルで、信じたかった世界に裏切られたと思って傷ついてるような子には、荷が重いて。
メサイアコンプレックス(救世主願望)の亜種といえるかもな。
ルールメイカーとなって、傷ついた自分の世界観のほうを現実と入れ替えたくて、
しかし仮にそれができたとしても、その予後が良くないのよ・・・。
脆弱な箱庭を拡大しても、リアルワールドの淘汰圧に耐えられない。
世界はそんなに単純じゃない。
だからそんなモノにならなくていい。
神にも怪物にも君臨するナニモノかにもならなくていい。
もっと人生を楽しめ若者よ。
と言いたくなった。
キャスパーのように図々しく生きろ。あいつは人生エンジョイしてて羨ましい性格w
進撃はエンジョイ勢いないから、ヨルムンガンドはその辺のバランスもいいな。
そんなに深刻にならなくていいよ。
勝手に人類代表みたいな気持ちになって誰かのツケまで背負わなくていい。
あー、黒の章を見た仙水忍とかもそうだな、力による極端な救世をもくろみがち。
ほんと若者というのは、すぐ生きるべきかか死ぬべきかそれが問題だ~みたいな視野狭窄と激しい葛藤に陥るけども。その思い込みの強さも若さではあるけど。
いつでも、変わるべきは外の世界の誰かではなく、自分の内に在る。
どんなに愚かで残酷で救いがたい世界でも、
最初に自分の心を救うことだけはできる。
ていうか、そこから始めないとおかしくなってしまうのだ。
絶望から世界を変えようとしても、投影した絶望が拡大してしまうから。
確かに今日も明日も人類は愚かだ。
戦争も迫害も病も環境問題も異常気象も、なにひとつ解決できずに間違い続けている。
でも、世界を救うのは天才でも英雄でもない、ましてAIや技術の進歩でも無い。
苦しみや憎しみ、心の囚われを解し、
心身を世界と調和させている人がいればいるだけ、
人類の総体としての健康寿命が延びる。
ていうか、まあ何事も、やってみないと身につかないというか。
間違ってみて、「やっぱあかんな」ってなるために世界や肉体があるということでもある。
導かれて清く正しく間違わず生きて死んで、では魂の練度にならないから。
あんまり過保護にしてもしゃーない匙加減があるわけで。
移り変わる世界に、思想を押しつけるんじゃなくて、
ただその響き合う調べに心を澄ませて、一緒に踊る。
そういう風にできたとき、最高に生きてる、命が輝いてるって感じがするからさ。
ココやエレンみたいな若い子は性格的に向いてない仕事にムキにならず。
まず自分と、自分の好きな子の楽しい日々のために生きたらいいんだって。
というわけでヨナとアールと皆で南の島の海で休暇する楽しい9話に戻って心を宥めつつ、最終話を待とう。
ヨルムンガンド、どういうラストだったかはハッキリ覚えてないんだよ。改めて楽しみ~!
ヨルムンガンド、グッズ展開すっっくな!!!
ねんどろないの!?くれよ!!
そっか、キャラはイイけどキャラデザがちっとリアル寄りで地味だったか・・・。
とりま海外版ブルーレイ超お買い得やんポチポチポチ。
逆に進撃はねんどろ多すぎやろ。
なんぼ同じキャラのバージョン違いが出てんの。
闇堕ちエレンとかショートのミカサとか包帯リヴァイとか誰得。
仙水忍、印象つよいキャラだよな、あいつもどうすれば救われたのか・・・。
幸せになってほしいが、それはそれとして病みを感じる悪い顔も好き。
少女的潔癖、本来はメンタル弱いことをうかがわせる素晴らしい作画が多い。
逆に言うと、
たとえ世界を救えても、自分の心を救えなかったら。
それじゃダメなんだよ。ココ。
体癖はなんだろうな、
空を制して戦争を停止させるとか言うと1種っぽいが、
まあ4種かな~。
メンタルよわ感とか。
仲間に囲まれてお嬢お嬢と守られてるポジションとか、
笑顔の仮面もエコーの薫陶、人の教えを素直に聞いてるとことか。
あと「武器が嫌いか?」「世界が好きか?」とか、
ラビットフッドにお喋り野郎は嫌いといいつつ親友博士の意見は尊重とか、
合理や非情はポーズで、意外と要所では好きか嫌いかで判断してる感受性とみた。
・・・、
ココなんて全然、可愛げある方よ。迷いが透けてみえる。
もし、このヨルムンガンド計画を曇りなき善意のまなこで実行できる体癖があるとすれば、10種体癖。
神の慈悲にも最悪の災厄にも成り得る感受性というのも、ある。