新作は事前の宣伝無しということで、
ジブリでこんなに映画館の席がガラガラだったのは初めてな気が。まあ地方住みだけど。
鑑賞するに快適ではあった。
で、
これは。
マジか。
めっちゃ好き。めっちゃ。バリ好き。
ここに来てのまさかの最高傑作なのでは…?
できるだけネタバレ無しで言える範囲だと何だろうか。
主人公が思春期を拗らせて仄病んでる感の少年で、
宮崎駿にそんなキャラが描けたことがまず驚き。
モチーフのベースは白雪姫かな?
ただし男女逆転だ。
7人の小人が7人の老女になって登場した。
ディズニーの小人なみにユニークでキュートに素晴らしくよく動く!
で、継母と白雪姫の女の確執が、
父と息子の確執に、
エディプスコンプレックス、父を排し母を得ようとする危うい構図をチラつかせていたところからの。
いつもの胎内回帰トンネルをくぐって、アリスインワンダーランド的な冒険に赴き、
成長…、いや、再生することで現世へ帰還する、王道中の王道の往きて帰りし物語だった。
が、とにかく活劇も暗喩も惜しむところなく今までの全てが詰め込まれていた。
今までのジブリのどの作品が好きな人でも、
ああアレに似てるな、また観れて嬉しい盛り上る~!っていうファンサがいっぱい。
映像に釘付け。目を逸らすヒマなし。アクビするヒマなし!
ここまでやったら後続がやることなくて可哀想だろってくらいのクオリティの暴力だった。
つーかギャグのセンスが80歳じゃないんだよな・・・。
笑わせる間が絶妙すぎる。どうなってんだ??
詳しくは今夜書くけど、
この辺の過去記事の内容ありきになるかと。
文脈的には、眞人はマルクルの流れをつぐ感じかな?
ソフィを母のように慕いつつ、ワンチャン師父ハウルから奪えないかな~っていうポジション。
いや下世話だが、前半は結構そういう危ない雰囲気ある。
覗き屋、親の情事をピーピングしてしまう思春期の気まずさが。
ヒミは赤い服だったね。
ガラスの棺で眠る図は白雪姫でもあった。
ヒミ・・・、火、水、でヒミか?
飛行機械はナシ。
空飛ぶものはサギとペリカンとインコ、鳥だった。
キービジュのアオサギは、道化のポジションのキャラだった。
あとスタッフロールで声優にあいみょんってあった気がしたんだけど、誰だったの・・・? 声は誰にしろ違和感なかったな。
キムタクもどっかにいたらしいし、主題歌は米津玄師なので、
これから著名人によるTVでの宣伝もやるんだろうね。
で、もう少し色々書いてみたのはこちらで。