思ったより早く最終巻出た~。
それは嬉しいけど、この結末は・・・?
自分的には消化不良なので、自分のために解釈が必要になった。
書きながら、どうしてこうなったのか考えてみたい。
自然界を超越した異形の生物、HA(ヒューマナイズド・アニマル)。それは遺伝子を”設計”された、ヒトと動物とのハイブリッド。HAが備える驚異的な身体能力は、野心を抱く人々の策略によって殺りくの現場へと投入され、その真価を発揮していく。ヒトは何のためにこの異形をデザインしたのか…その背景には、人類の未来へとつながる壮大な計画が横たわっていた! 生物の”感情”という不安定な機能が衝撃的展開を招き、ついに物語は劇的なラストシーンを迎える!
そういう内容紹介だったけど、まあそうね。
遺伝子改変によってつくられたイルカ人間のチーム、
戦隊モノにちなんでるのかメンバーに色の名前がついてる。
リーダーはレッド、女の子はタオ(中国語で桃)、クールなラン(藍、青)子供っぽいキイ(黄)で、
ルウは・・・何だろ?タオ、ラン、のように中国語ならリュイで、緑か、
巻毛で白人風なので、フランス語でLa Roux ラ・ルー、赤毛か朽葉色?
ルウだけなんかろくに喋らないし謎めいた感じになってる。
海獣の子供のルカのように複数の意味があるのかもしれん。
ショーンには「一頭の暴走から、群れごと座礁してしまった」と言われるけど。まさにそう、
イルカ人間達には、エコーロケーション、音波の送受信による高度な空間把握や、感覚の共有という能力がある。
もうテレパシーといっても過言ではない感じの能力、異能だ。
彼らは五人分の情報処理を重ね合わせて、一個として行動することができる。
情報の並列処理、意識のオンラインネットワーク、五人分のシビュラだ。
しかし、彼らにはエゴが、自我が、揺れ動く感情がある。
それが最も幼く、激しかったのがキイだ。
キイは、傷つけられれば激高し、人間の残酷で愚かな所業を見て絶望する、憎む。
それ自体はまあ、ごく当たり前とも言える感情の動きなんだけど。
問題は、チームの全員でその激高や絶望、憎しみも共有し、増幅し、どうしようもなく突き動かされてしまうことだ。
五人で増幅したシグナルが逆流すると、個々のキャパシティでは抗えない質と量になるっていうか。
スパコンから逆流した大容量のデータを、個人のPCのマシンパワーでは処理できないっていうか。
狂ったオーケストラの不協和音が、参加した楽器すべての調律を汚染してしまう。
キイが今際の際に残した強力な思念は、レッド、タオ、ラン、ルウの全員の精神を汚染し、
イルカ人間チームはモンサnサンモント社の組織から造反、離脱する。
人間の愚かしさを粛清すべく、「殺す必要のある1000人」のリストをつくり、実行しようとする。そこら辺りまでが四巻までの内容だった。
まあ、どっかで聞いた話つーか、思春期あたりに誰もが一度は考えるやつだ。
弱い人を、無辜の民を、食い物にしてのさばってる悪徳商人や権力者を一掃すれば、
もっと世の中良くなるのにってね。
これをやった作品で白眉なのは、デスノートだなw
犯罪者を死神のノートで裁き、
「僕の認めた真面目で心の優しい人間だけの世界をつくる」
「そして僕は新世界の神となる」ってやつだwww
夜神月にはデスノートがあり、イルカ人間チームには高い戦闘能力がある。
簡単に人を殺せる力で、世界を良くしようと試みる。アクメツとかそんな漫画もあったな。
だがこれは、どうシミュレートしてもうまくいかない命題であるらしい。
イルカ人間達も、夜神月と同じ結末へ至る。破滅、全滅、返り討ちだ。
そして、遺伝子改変種を畜産や兵器に利用するショーンやオクダは生き残る。
イルカたちはダークヒーローにならず、
人間達の残酷と愚かしさは今日も続き、
巨大バイオ産業会社の悪事を暴こうとしたジャーナリストは消され、
ショーンなんか最初から言ってた通り、混乱に乗じてライバルを蹴落とし、漁夫の利を得る。
うん、消化不良だ。
っていうか、どうも人間の倫理、物語の定型、お約束をあてはめてディザインズを読もうとしてはいけないらしい。
勧善懲悪とかではなく、ショーンもオクダも倒されるべき悪役ではないらしい。
人間のルールでなく、もっと大きな自然界のスケールを感じるための作品らしい。
人間のディザインズ・陰謀は、もっと大いなるもののディザインズ・策略に内包された部分に過ぎない、というか。
解釈していこう。
まず、ちょっと気になったのは、ルウの生死だ。描写がない。
イルカチームの死体は4つで、2つは部分だけ、ということだったが。
ルウが、レッドの遺体をもって逃げたってことはないかな?
開かずの間、消音壁と重低音に満ちた部屋で、恐らく彼らはエコーロケーションの能力、受信感度の良さを逆手にとられて、ゾウのHAの環世界のビジョンを見てしまった。
キイも影響を受けたみたいだけど、ゾウの意識はヒトやイルカの意識より高スペック、処理が大きいってことかな~。
イルカは処理能力を越えた大容量の信号をめいっぱい受信してフリーズしてしまった。
が、あの神話の怪物のようなイメージは、あくまでイメージであって、
巨大な怪物が彼らを頭からバリバリ食べたってことはない、と思う。
貝のHAアーワンが最期に示した可能性、HA(ヒューマナイズドアニマル)と人間の、交配。
交雑種、ハイブリッドができるんじゃないかって可能性を託されたのが、ルウなのかと思う。
メンバーの一員である緑のリュイから、新しい指針のリーダー、赤、ラ・ルーへと転身したのかも。
オクダのHAよりも、ビクトリアのイルカの方が、ヒト由来の遺伝子を使ってるという話だったし、貝人間と人間の交配より、イルカ人間と人間の交配のほうが、成功率はありそうだ。イルカも哺乳類だし。
むか~し、そういうラノベがあったな。橋本紡の猫目狩りだ。
遺伝子改変種、人造の種も、生まれたからには一個の意志ある生命であり。
人間の目をかいくぐって、したたかに、種として独自の生存戦略を展開する。
人に交わり、遺伝子を残そうとする。大河の一滴のようなその変化も、バタフライエフェクトのようにいつか大きなうねりになっていく・・・かも知れない。みたいなテーマが心に残ってる。絶版ぽいのでリクエストがあればあらすじを詳しくする。
結局、悪を成敗するとか、良くない可能性を摘んで、善いものだけにする。というのは優生学的っていうか、人間的なモノの考え方であって、長い目で見ると先細りになるんだよね。
自然というのは、善も悪もなくありとあらゆる可能性を試行して、環境に適したものが残る、という総当たり方式なんだよなあ。
混乱とおびただしい淘汰の中から、一縷の正解を紡いでいくっていうか。
魔女ミラも言ってたね「生物の進化っていうのは、こんな死体の海を泳ぎきるレースみたいなものかもね」って。
ビクトリアとイルカチームも、混乱を起こして、結果として、ある可能性の種子を世界へ撒いたのかもしれない。意図したわけじゃないけど、結果そうなっているというか。
というわけで、ルウ君には頑張って女の子をナンパして欲しい。ちょっとデコが大きいけど、イケメンだしイケるイケる!
ところでここまで書いたところで、この物語の主人公っぽいのは、イルカじゃないよねww
カエルちゃんだよねwww
そもそもカエル娘だが、呼び名が多過ぎる。
ペグ(義足)、カエルの王女、クーベルチュール、おじょうさま、センセイ、僕の妹。
みんな彼女を色んなふうに呼ぶけど、どれが彼女のホントの名前なのか。
っていうか、どれも彼女の本質をあらわす名でなく、あえてたくさん仮の名がある、
キャラとの関係性ごとに名がある、皆自分が見たいように彼女を見てる、自分の価値観を彼女に投影してるって感じだ。
彼女は、受動的というか、物語を動かしていないキャラだ。だいたいショーン、会社の命令に従っている。
自主的に起こした行動としては、靴を拾うとか、シャワーやチョコレートが好きとか、靴下の繕い方や料理を習うとか、自分の足に合う靴を作ろうとする、とかだ。人畜無害で女子力が高いw
特に、誰の指示でもなく、私室・プライベートで、靴の見本品を取り寄せ構造を観察し、道具を使って型紙をおこすところから、自分に合う靴を自分でつくる。
というのはめっちゃ高度に知的で好奇心に富んだ、人間的な行動だ。
いくら彼女はただの蛙だ、遺伝子からすると人間ではない、と言っても、
その行動は、ホモ・ルーデンス(遊ぶ人間)という定義からするとすごく人間なんだよなぁ~。それはある時代、一世を風靡した定義だ。
人間の定義は、考え詰めるほどに曖昧だ。時代によって変わる。
今は遺伝子という見方が最先端で流行りだけど、それもいずれ違うものへ変わっていくと思うべきだろう。
あ、カエル娘の自主的、積極的な行動といえば、
幼馴染の豹娘ベイヴを助けにいったのはあるか。
しかし、ベイヴを助けたのは同じ豹娘のアンで、アンはその時に死に、
一度退場したベイヴは再登場してアンの仇を討つけど、
ベイヴとカエル娘は、感動の再会をした様子がないのはなんなんだ?スルーしてる。
カエル娘のまわりに死者が集まってるので、ベイヴはそれが嫌なのかもな。
ベイヴのまわりにはメイドとか家猫とか、新顔の豹娘とかが描かれる。
カエル、沼、水辺の生物というのは、グリムでもそうだけど、黄泉の使者的だ。
ラストバトルの舞台、窓のない消音壁の部屋、恐竜の化石、死んだものを飾った部屋でスプリンクラーを使う。
閉じた部屋を水で満たす、という発想も、
かなりイメージ的に地下、黄泉、冥府、幽世、胎内、水の世界、異界的ではある。
カエル娘が死者と交流し、彼らと同居するのは、図像的、象徴的には納得がいく。
あと、
カエル娘は、残酷な実験台にされたアーワンの痛みを感じつつ、
アーワンを助けることはない。
が、メイドには共感を示し、メイドのトラウマに配慮して銃から遠ざける。
ベイヴとメイドは助け、アーワンは見殺し、ランは仕留める。うーん。
自分の裁量の及ぶ範囲において、他者に思いやりを示し、後は仕事として割り切る?
会社には逆らわない、自己保存が最優先ってことか。
イルカチームが感度の高さが災いしたのに対して、
カエル娘はアーワンの痛みやキイの憎しみを、強い信号を、ただ受け流すことを心得ている、のかな。
氾濫する情報の海から、必要なものを取捨選択することができる。
コツのようなものを掴んだ、と言われてた。
確かに、高度な共感能力を習得するなら、そういうセーフティは必須だな~。
このストレスフルな社会で、無防備に感受性豊かでは命取りになる。
メンタルトレースとメンタルケアは、セットであるべき能力だ。
あ、今気になって見返したら、ラストでカエル娘の私室にいるのは靴の持ち主とアンとアーワンだけになってるね。
象(キイの思念)がいなくなってるし、ランやタオが増えたりしてない。
はて?成仏したか、まとめてルウについていったかな・・・?
なんかこう、カエル娘は前作海獣の子供で言うと海君のポジションに近い。
積極的に動くことをせず、何を考えているかわからず。正体を認識できない。
異なる世界から、こちらをただ見ているみたいな存在だ。
ただ、海君よりも好きなものが多いというか。海君はアイス好きだけど。
チョコレートが好きで、更に靴、陸を歩くためのものを作ろうというのは、人の世界への積極的なアプローチと言えそうではある。
海君は去ってしまったけど、カエル娘は人間の世界に適応し、ここで生き延びていく意思を示してるっぽいかな。
人魚姫、怪獣は海へ帰るけど、両生類は陸でも生きられる、そういうことだろうか。
で、後はショーンとオクダか。
五十嵐大介作品に良く出てくる、そそのかす者と、直感に欠けた実行者のペア。
ジプシー老婆とニコラ、千足とひなた、アングラードとジム、みたいなペアだ。
ショーンはおしゃべりなのでまあ、見たままわかりやすいが、
ワケワカンネーのはオクダだ。サイコさん過ぎるwww
このペアのどちらもが破滅しなかったのも初か、そういえば。
ショーンが生き延びたのはなんでかなぁ。
ああ、アングと違って、人の忠告、魔女の忠告を聞き入れてるかもな。
ミリアム伯母「あなたは賢いけど、状況をコントロールできると過信したら足元をすくわれるわよ、気を付けなさい。」
これがショーンを救ったか。
アングもデデともっと仲良くしときゃよかったのかもね~。
もたついた部分を壊しながら、混乱した状況の中に活路を見出していく、というのもそこだけ見れば生物の生存戦略としては正しいしな…。人倫的にはアウトだが。
ジプシーの老婆は未来視に驕ったおせっかい、
千足は鬼子母神だ。我が子の為に他人の子を食う。
アングラードはピーピングトムだな。見たがり。
ショーンは、人倫にケンカをふっかけながら、自分と企業の生き残りを模索する。
千足に似てるな。そういえば千足も破滅してない。
より良く生き残るために他者を犠牲にすることは、五十嵐大介の世界観では肯定される。
それは多分、自然界でもそうってことだ。
人倫より上位に、自然の摂理がある。
第六層、法には体系があって、上位の法は下位の方を内包し凌駕する。
これはシータヒーリング本に詳しい世界観だけど。
人倫に逆らっても、自然の摂理に則るなら、破滅には至らない、と。
それは、命題としては真だな・・・。
で、オクダ。
ニコラひなたジムの前例からすると、なにかを実行する高い能力があるんだけど、心が円満な状態でなくて、真実を直感する力に欠けていて、そそのかされてどうにかなってしまう。みたいな人ってことになる。
が、オクダはどうだろう。ショーンにそそのかされてるのかな?
オクダは「頼みごとを断れない」という性質を持つらしい。
多分、なにかを否定するっていうのが不得意なんだろうな~と思う。
そういう精神構造であればこそ、倫理に囚われず、思うままに生命をデザインする能力を発揮できる。
すべてイエスで、ノーがないというのは、葛藤を生まないシステムとしてありそう。
余計な入力を絞る必要がありそうだが。
葛藤、プログラムの衝突がなければ、PC、脳の処理は軽くなる。その分なんでもサクサク考えることができる。
・・・、
残酷な実験台にされたアーワンだが、彼が「痛い、どうして」でなく、「オクダパパ、やめて助けて」と叫んでいればな、と思う。
おそらくオクダはそう頼まれれば、そうしようとしただろう。
移植したカエルの皮膚でアーワンの意思は伝わってるし。
博物館の整理をメイドとやりたい、という希望は、オクダは一応請け負ってくれたわけで。
しかし、オクダは言語化された依頼であれば聞きいれても、
アーワンの痛みにはまったく共感しない。できたらあんなヒドイ実験はしないわけで。
その辺がサイコだ。言葉は通じても気持ちが通じない。
ショーンはそんなオクダを悪用したい有象無象からガードしているという。
ま、独占してると同じ意味だが。
うーん。オクダね~。
ミリアムによれば、神的ななにかは自分の姿を探していて、あらゆる生命を生み出した。試行錯誤の結実として人間、そしてオクダを生んだ。彼は神に相応しい姿を設計できる。とのことだが。
いやー・・・。どうだろう。
おおむね同意してもいいが、
神を設計する、創造神を見る、深淵、無限、0、世界の秘密に触れるのであれば、
それは万人に等しく開かれてはいるんだけど、オクダにはひとつ致命的な欠格がある。
自分の過去を否定していることだ。否定は不得意なはずなのにw
ミセスビッグ、豚から生まれたという記憶を抑圧して、両親と妹がいたという思い込みで入念に上書きしている。
これは相当ネックになると思う。
ハウルの動く城の話から例えを引用するけど、
深層心理、集合的無意識よりさらに深くへ行こうというなら、
それはドラゴン、怪物のいる道なんだよなあ。
見たくないものを見ないまま、そこを通ろうというのはよろしくない。
自分が生み出した恐怖に追いつかれ、喰われると思う。
そもそも心の底へ、下へ下へと降りていって、底を抜くみたいなやり方は、あまりオススメの道ではない。抑圧してることのひとつやふたつは誰にでもあるからなぁ。
ま、そのへんは瞑想法の話になって怪しくなるので他記事に譲るが。
思い込みをリリースしなければ、オクダはそのうち自滅しそう。殺されるまでもない。
抑圧はいずれ噴き出す。強く抑えるほど反作用が大きくなる、そんなもんだ。
目やら脳やら気軽に取りたがるのは、自分の肉体、痛みに無頓着なサイコパス表現でもあるけど、
カエルになりたい、何かに、誰かになりたいというなら、それはありのままの自己の否定でもある。
オクダもイルカと同じに、情報入力の過多を受け流すすべを知らないだろうし?
・・・、するってーと、ほんとにオクダは手術室の前で「今日は脳をとっちゃおうか」と言ったとおり、
あのまま脳を摘出して廃人化、自滅、破滅っていう可能性もある気がしてきたな。まじか。
イルカとカエルの奮闘はなんだったんだよwww
「脳なんかなくても思考できるって証明しようよ」いやいやいや、植物の神経系というならまだしも、活動中の動物から脳をとっていいわけないだろ。
オクダの思いつきの暴挙をとめられそうな執事のヴァンダムは・・・、その場にいないぞ。あ~・・・
うん、ようやく察した。そういうオチか。
遅かれ早かれそういうことだな。
よし、ディザインズ、自分的にはだいぶ噛み砕けたような気がしてきた。
結構面白かった気がしてきた。序盤の豹娘達のホラー顔が一番良かったな。怖くて。
ああ、ナラ・プラント、宇宙空間で遺伝子改変植物の生態系が発達してることは多分ヘーキヘーキだwww
周回軌道上にペトラ・ゲニタリクスとか、永久凍土の中にSARUがあるのと変わらない。
意外と世界の危機ってのは、そこらへんにゴロゴロとあるもんだ。
地球が現状の存続を望むなら、その都度、使命を帯びた誰かが遣わされるだろう。
そんなもんだw
杞憂は必要ない、悪と戦う必要もない。各々、自らの至福を追求すべし。
微笑む悪魔からも闇の権力からも隠れ逃げおおせた、いくつかの可能性達が持っていた心は、それだ。
inspiration.hateblo.jp
inspiration.hateblo.jp
inspiration.hateblo.jp
inspiration.hateblo.jp
グリムと死後の世界について興味深いサイト。
M山的グリム童話考察サイト
https://grimm.genzosky.com
紹介してくれたミュトスさんもありがとう。
追記、脳がなくてもモノを考えられる、というSFがあったのを思い出した。
星野之宣、レインマンだ。これはこれでとても興味深いアイデアがある。