ものがたりを解釈する

アニメ、漫画、小説、神話、あらゆるものが語りかけてくること。最も深遠な、でも誰にでも開かれている秘密に、解釈というメソッドで触れていく。

パプリカを回顧する。

 

パプリカ

 

地上波放送するとニュースになってて懐かしくなり。

DVD持ってるので、見なおしてみた。

 

animeanime.jp

 

 

今敏監督を始めて知ったのは、

確か自分が大学生のころ、講演に来たんじゃなかったっけ?

それで講義室で過去作の視聴会やってて、

パーフェクトブルーを見て震えた記憶。

 

アニメであそこまでのサイコホラーは今に至るも見ない気がする。

 

夢か現実か妄想なのか、わからなくなる演出が巧過ぎるんだよな・・・。

 

人がどうモノを見てるのか、意識の連続性とその穴、緊張と緩和の隙を知り尽くしてるって感じの映像の切り替え方っていうか。

今敏監督でしかあり得ない節回しが凄くてさあ。

ゴッドファーザーズもパーフェクトブルーも何回もビデオをレンタルして見たっけ。

妄想代理人は何話も見るうちにわけわかんなくなったしまった気がする。

 

パプリカは劇場で見て、DVDまで買ったのは、

YouTubeの動画で済ますものじゃなかったあのころ、

耳目からイれるドラッグとでもいうべきパレードを繰り返しキメたかったからにほかならないが、

当時お金なかったのによく買ったよなー。

そういえば筒井康隆の原作も買った気がする。

2人いた協力者のキャラを1人の刑事にまとめたのが、

時短の意味でも、キャラ造形の意味でも巧かった、という感想をもった記憶。

 


www.youtube.com

なかなか気の利いた編集のMAD、

もうこれが本編でいいが?ガンギマリで脳汁ブシャーだが?

 

オタク青年の自己イメージが市松人形というのは、

男児に女名や幼名をつけたり、女児の着物をきせたりという古い風習だな。

男児の乳幼児死亡率が高かった時代、そうやって男児が生き延びるよう願をかけたという。氷室君はええとこのボンなのか。

 

漫画、百鬼夜行抄の主人公がそんな生い立ちの設定だったなぁ。

ああそうだ、パレードの先頭を家電が歩いてくるのは百鬼夜行のオマージュみたいにも見える。

年経た器物が変化(へんげ)となる、付喪神のようだ。

 

白虎野の娘はしばらく着メロ(着メロwwww)にしてたなあ。


www.youtube.com

パプリカのパンチラって萌えもエロスもなくて、

見てはいけないものを見てしまったいたたまれなさになる件。

今敏のキャラデザがリアル寄りサスペンス向け過ぎるんだろうな・・・。

 

普通に一度見るだけでは、悪夢のパレードの全部を把握できないのがイイんだよな。

招き猫、福助信楽焼の狸、鬼瓦、人体模型、マトリョーシカ、超合金ロボ、

さすがに版権キャラクターはいないのだが、だいぶそれっぽく仕上げてるのとか。

どこかで見覚えのあるものや、昭和ノスタルジックなものばかりで画面が埋め尽くされていて、

知ってるやつがいないか、一時停止を駆使してチェックしたくなる。

 

終盤に出てくる小さな大名行列とピンクの象は、アル中やヤク中の見る幻覚の定番らしいね。

アメリカ人はピンクの象を見て、日本人は小さい大名行列を見るという。

ちっさいおっさん、とかいうものが都市伝説的に流行ったことがあったけど、同類だろうか?

ミームというのは不思議だ。

中国の古典にも鼠の小人が裁判ごっこで断罪してくる幻覚っていうのがあるらしいが、原典があるからどう、ということでもないんだろうな。

諸星大二郎の漫画で読んだ。小人怪。

 

 

 

そうだ。

この間ドキュメント72で「まぼろし博覧会」という静岡の展示施設に密着した回を見たんだけど。

locatv.com

 

パプリカに共通する世界観を感じたよね~。すごく行ってみたい。

 

広告、看板、人形、

大衆の娯楽のために生み出され、飽きられ廃れ、朽ちていくばかりのものを集めた、

懐かしくてグロテスクで哀愁漂う、賑やかな墓場、とでもいうのか。

 

ああいうの、なんていうジャンルなんだろ。

漫画家でいうと丸尾末広みたいな。

 

昭和レトロ、ノスタルジック、アングラ、幻想的、怪奇趣味・・・。

 

見世物小屋やサーカス、鳥居や縁日、パレード、廃遊園地、ストリップ劇場や映画館。

 

夜に属するものや、非日常へ誘うもの。

 

日常の反対、陽のあたるところの反対、理性と秩序の反対、顕の世界の反対。

 

悪夢の世界。

 

パプリカは、

そんなイメージの集合体である映像が本領であって、

ストーリーとかどーでもいいといえばいいのだが。

 

 

 

まあ、改めて見てよく出来てると思ったのはまず、

 

夢探偵であるパプリカの、クライアントへの態度だ。

 

クライアントは不安神経症に苦しむ中年の刑事で、夢を介したセラピーを依頼する。

パプリカは、本職は精神科医なのだが、正体を隠して接する。

髪型を変え、態度も素とまるで違う。

 

なるほど。

 

精神を病んだ人を診るとき、気をつけないといけないのは依存、共依存、精神汚染だ。

刑事はたまたま真っ当な大人だったけど、

メンヘラ 心の弱った人は話を聞いてくれる人にすぐ全力で寄りかかろうとするからな。

鬼電とか鬼lineとかリスカ匂わせとか。

 

刑事はマトモだったけど、それでもパプリカに好意を抱くわけで、

クライアントにいちいち惚れられてたら仕事にならない。

正体不明の夢のような女性、それ以上の接触も詮索もさせない。

肉を持った具体的な存在にならないよう装う。

 

パプリカ、という非現実的な名前、アバター、ペルソナを使って、

クライアントと適切な、精神的な距離をとるのだ。

 

普通の精神科医でも、病院にいて白衣を着ている医者モードの時しか、患者は診ないのと同じ。

 

白衣やパプリカという姿形で、公私を切り替える。

 

で、パプリカはセラピーといいつつ、ただ一緒に夢を見てくれるだけだ。分析も解説もしない。

刑事は「どうだ俺の夢は?」「なにか判ったか?」とか、性急に原因を知ろうとする。

あるいは答えを与えてもらいたがる。

 

しかし、トラウマというものは、見たくないモノ、というのは厄介なものだ。

 

夢には、すべてのヒントが散らばっているのに、

トラウマを直視できない心は強烈な抵抗を示す。

 

俯瞰する視聴者からすれば答えは明白で

「映画について、昔なにか嫌なことがあったんでしょ?」

とズバッと斬りこんでみたくなるが、

そんなことをすれば、刑事は激高し、心を閉ざす。

どんな信頼関係も一瞬で壊れるだろう。

 

他者からすれば、なんてことのないコンプレックスや心の痛みであっても、

本人にとっては、

 

見たくないものを見るくらいなら目を潰し、

聞きたくないものを聞くくらいなら耳を潰し、

認めたくないものを認めるくらいなら、いっそ狂ってしまうほど。

 

それほど、抵抗というのは強烈なのだ。

 

繰り返しヒントを与え、繰り返し寄り添い、

本人の準備が整って、本人が気がつくのを待つ。

 

それが優れたセラピストの態度なんだろうなー、と思った。

その点、夢探偵パプリカの振る舞いは説得力があって非常に良かった。

刑事は、自分の問題に自問自答で気がつく。

そこんとこの解決は実に素晴らしかった。

 

 

 

 

いや、褒めたいとこは色々あるんだけど、

やっぱりラストがちょっとね・・・。巨大化で解決ってそれはさあ・・・。

 

いや、わかるよ?

暗黒大魔王の内容は男×男で、しかも足が不自由なコンプレックスから若い肉体美だけを欲するハゲジジが、抑圧だらけでしかも嫌がってる人物を取り込んだもの。

彼が死ぬところで癒着したから、黒い穴という根源的な死のイメージの力を行使する。

 

それと、

困難のなかでも助け合い、素直になって愛し合う男女の陰陽和合から新たに誕生したものと、

 

致死と誕生の対比でもあり、

力比べでどっちが強いかって、そりゃ後者だよね。

 

でも、力比べで終わってどうするwww

 

人が、夢に、干渉することを、どうしていくかっていう問題がほったらかしやないかい。

 

セラピーの道具として使われているデバイス、DCミニ。

人の夢を画面に写し、他人の夢に介入、干渉できる道具。

 

しかし、物語の途中からデバイスを装着することなしに、その能力と効果は波及をはじめる。

 

街中の人間が同じ悪夢を体験し、その意識の力が実際の破壊を生む。

 

見てて思うのは、あれはテレパシーみたいな、人に本来備わってる能力を拡張や増幅する道具なんじゃないかってことだ。あまりに小型だし。

 

そういう能力、普段でも使っている共感能力の先にあるものだけど。

 

機械による補助や、科学的であるという安心感、好奇心や探究心のままにそういう能力を使い続けることで、

 

多分、脳がその能力を覚えちゃうんだよなー。

 

夢の通い路も、通い慣れればより繋がりやすくなる。

 

バイス無しでも、同じ力を再現できるようになるのは、そういうことなんじゃないかと思う。

 

結末の後でも、研究所ではあのデバイスの開発や実験を続けるだろう。

人間っていうのは、できそうなことはやらないと気が済まない生き物だ。

 

バイスが無かったとしても、人の夢に干渉する能力を得た主人公は、その力を使い続けるだろうね。夢探偵を続ける。

 

集団悪夢を経験した人達にも、能力の使い方を覚える人がでてくる可能性もありそう。後遺症というか副次作用というか。

 

多くの物語が示唆するところだけど、

人間ていうのは、他者と接続してより大きな意識になりたい、というような希求を持っている。

人類補完計画しかり、シビュラしかり、御坂妹しかり、電脳化しかり。

 

脳というのはスタンドアローンでも使えるけど、

ユニットとしても使える。

接続していくことで、等比数列的に処理は向上する。

 

ただ、あらゆる能力は諸刃の刃だ。

意識のネットワークにもリスクがある。

 

増大した処理が逆流したとき、それがネガティブな想念であった場合、個人の容量では耐えられない、ということだ。

精神汚染に、覚醒できない悪夢のパレードになる。

 

意識を楽器で例えると解りやすいけど、

バイオリンはソロで奏でてもいいし、

オーケストラに参加してより大きな交響曲の一部になることもできる。

ただそれは、きちんと調律がされていればの話だ。

チューニングの狂った楽器がひとつ鳴っているだけで全体の調和が狂い、他の楽器の調律までおかしくなる。

みたいなことだ。

 

あんな不協和音を鳴らすオーケストラ、大規模な集団精神汚染が発生した場合、

どんな解決法があるんだろうな~。

 

多分それは、力比べじゃないってことだけは解るのだがwww

 

うーん。まず原因になってる理事長と研究員の癒着を引き剥がすこと。

理事長の誇大妄想、夢の番人を謳う動機を解体すること。

足の不自由さや衰えによる喪失感や無力感の反動で、夢の全能感に酔い、支配欲になってる感じっぽい。

人物の背景は刑事と変わらないほど作りこまれていて読み取れ・・・、

 

あー、だから、そうか。

巨大化、レベルをあげて物理で殴るみたいな解決じゃなくて、

夢探偵で解決して欲しかったんだな。

 

自分のなかでは、それが納得のラストなのかも。

 

まあ、本人が気がつくまで待つスタンスのパプリカでは、時間がいくらあっても足りないか?

いや、夢に時間の制約はないけど。

人生周回するくらい、一炊の夢で済む。それが夢。

 

理事長に矛盾を自覚させて悔いさせて、ザマァしたかった~。(´Д`)

 

彼は来世に業を持ち越しだな。ご愁傷様だ。

 

しかし、

街中に悪夢を拡大させた暗黒大魔王は、人の傲慢から夢を守るなどと言いつつ、

結果として多くの人に夢に干渉できる可能性を体験させてしまったわけだなあ。

 

DCミニや、夢セラピーの有効さを宣伝する結果になったという皮肉。

 

 

 

 

それにしても、夢か。

 

夢で他者とつながっていく、という方向性は確かに大切だ。

虫の知らせや予知夢とか、集合的無意識へアクセスしていくこと。

 

でも夢はまず、自分のために見ないとな。

 

多忙な夢探偵には「そういえば最近、自分の夢を見ていない」というのがあるが、

それは危険な兆候だ。

 

敦子がパプリカに「どうして私の言う事を聞かないの!」という場面があるけど、

顕在意識が無意識を支配できるなどと思ってはならない。

理性が衝動を、知性が本能を、ペルソナがシャドーを支配できるなどと、思ってはならない。

 

エゴの自分が、なんでも思いどおりにしようと頑張りはじめるのは危険な兆候だ。

 

それだとどーやってもうまくいかない。

 

夢が、内省が、無意識との調和が、

自分という楽器の調律が不全なまま、

どんだけ頑張ってみても良い音楽にならないのと一緒。

 

何事もうまくいかなくなったら、まず何よりもセルフメンテを、チューニングをするべきなのだ。

 

変わるべきはいつでも、外ではなく、内にある。

 

夢探偵は素晴らしいけど、パプリカを探さなくても、自分がガイドに成ることもできる。

 

いつでも、今でも、そうしようと思えば、始められる。

 

音楽のように、無常に響き合ってただうつくしく。

そんな風に生きられたらいい。

 

 

 

 

本当に惜し過ぎる人を亡くした。言葉もない。

 

なんかサントラを買うという行動様式もすっかり廃れたけど、これは黄金時代の逸品だと思う。

 

丸尾末広

 

少女椿


www.youtube.com


www.youtube.com

パプリカの源流がここにあるよなあ。今見ても色々ぶっとんでる。惹きこまれる。

というか今では色々無理だなこれww映倫なにそれおいしいのwww

 


www.youtube.com

まぼろし博覧会、まじカオス。

色褪せてくに任せてるし、館長のセーラちゃんがだいぶ高齢なので、行くならはよ行かんと。

 

昔好きだった短編漫画を思い出した。

街にやってくるサーカス、というのは物語の恰好の舞台だよな。

広場にできる巨大な天幕も、旅芸人という特殊なコミュニティも、スリルに満ち溢れたショーも、檻に入った猛獣も、

興行が終われば街から去ってしまう寂寥も、なにもかも。

そこに何を紛れこませても納得してしまうだろうほど、すべてが非日常だ。

 

 

人格のバックボーンに刷り込まれた漫画。

紛失してるから、また買ってしまおうか・・・。

 

 

百鬼夜行抄の主人公は、旧家の生まれで女装に女名で育てられた設定。律くん。

 

 

意識のネットワークについての過去記事。

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

 

 

特別お題「わたしの推し

歌声と体癖2 SKY-HIでcheck the answer

待って。前回の記事あげてから、

 

YouTubeの新着で、

BE:FIRST / Move On -Live from “FIRST” One Man Show -We All Gifted.-

 

これ聞いて鳥肌たったんだけど。

 

歌いだしから順に

 

リュウヘイ1種

マナト9種

ジュノン1種

レオ5種

リョウキ7種

ソウタ8種

シュント10種

 

えっ。

 

つまり、高音がイイ人から低音がイイ人に、

順に並べていったってこと???

 

1、5、7、8、10、

で、9種は骨盤閉型、身体やノドを締める力で高音が出るから、

1種と1種でカブるリュウヘイとジュノンの間に入れた・・・ってコト???

 

神や、神がおる・・・。

 

神の耳、神の采配力を持つものがおるで・・・、

 

それはSKY-HI社長なんだろうね~勿論。

 

いやSKY-HIならやると思うよ。体癖論もチャクラも知らなくても。

知識じゃなくて、培ってきた音楽の力、インスピレーションで出来ると思う。

 

ライブでもそんなことやってたもんな。

コール&レスポンスで、

低音「ウーウー↓」高音「アーアー↑」を発声させて、

観客席をまるごと調律していた。

 

いやー。

 

そゆことなんだよな。

優れたアーティストのやることって。

 

こうやったら、ピタっとくる。

説明できないけど、正解だと解る。

そういう直観の力が、プロフェッショナルの力だ。

 

あらゆる研鑽、あらゆる道が、いつか同じ頂へ至る。

 

天才と言われた人たちと同じ景色が観えるようになる。

同じ言葉で通じ合えるようになる。

 

f:id:philia0:20220110203745j:plain

縁壱もそう言ってるし、

 

SKI-HIも、「音楽だけじゃなくて、きっとどんなことでも」と言っていた。

 the first最終審査、リョウキのコメントに応えての一幕だったっけ。

 

体癖論で自分の認識が進んで、

SKY-HIのやってることの意味がまたひとつ解って、

ファン冥利に尽きるというか、

前記事の検証がとても報われた気がする。

 

あの仮説で合ってる。

 

だって、それがクオリティになるのだから。

たまたま、偶然でしょ、なんて片付てはいけないのだ。

ビギナーズラックを再現性のあるものにしていくのが研鑽というもの。

 

クオリティ嘘つかない。

完成度、調和を感じる力が、本質を感じる力で、至高の境地だ。

それはすべてに通じる。

先生に花丸をもらったような気持ちで感謝感謝。

 

 

inspiration.hateblo.jp

前記事、ちょいちょい追加考察もあるからまた見て見て(*´з`)

 

 

SKY-HI's THE BEST(CD3枚組)

 

 

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

特別お題「わたしの推し

歌声と体癖

前からちょいちょい思ってたんだけど、

体癖によって声にもタイプがあるようだ。

 

THE:FIRSTっていうオーディション番組で、

歌って踊って合宿で泣いて笑っての若者たちで体癖を観察してて気がついたのだが。

 

1種はハイトーンボイスが良くて、

10種は低音が豊か。

 

頭脳型、人体の上のほうを主に使うひとは声も高く、脳天突き抜ける高音の素質。

生殖器型、人体の下の方を主に使う人は声も低い。肚から地を這うデスボの素質。

 

f:id:philia0:20210409202505j:plain

 

 

その人のエネルギーのセンター、気の中心があるところ、よく使うチャクラのところを響かせて声を出すと、

気持ちのいい声、魅力的な声になるんじゃないかと思う。

 

 

ただ喋るだけの時は左脳優位だけど、

歌うとなると、歌詞は左脳、メロディは右脳の領分であり、左右の脳の高度なシンクロが必要になるわけで。

そうして行う表現が、あるクオリティに達するためには、とても真摯な研鑽がいる。

嘘などつけるものではない。己を偽って為せるアートなど無い(自論)。

 

だから、ただの声ではなく、歌声を観ることでなら、

その人のアートにあらわれた真実にアプローチできる、と思うのだ。

 

まあ、あくまで傾向としてね?

1種の自分もカラオケでは高音の伸びのとき快楽脳汁ドバー出るんよ。

 

というわけで、せっかくブログにYouTubeのリンクを貼れる時代なのだ。

存分に仮説を検証してみよう。

 

自分はもともと音楽に詳しくない民で、サンプルが足りないので、

詳しい人の見識(聴識?)を募らせていただきたくもあります。

「この歌手は何種っぽいですかね?」とか気軽にご質問ください。

 

 

体癖 - Wikipedia

f:id:philia0:20211228040332j:plain



 

 

上下型頭脳型の歌声

 

BE:FIRSTのジュノン

ハイトーンボイスがグッドというキャラ付けで紹介されていて、

それで1種=ハイトーンボイス、という図式に気がつけたので感謝。

骨美人とも言われていたが、1種は手足が長くてスラっとしてる印象があるやつのことだね。歌いだしの人がジュノン


www.youtube.com

 

で、次に歌うシュントが目が離れたヒラメ顔系の10種。

高音パート歌いがちだが、番組中で低音の良さで見せ場をゲットしていた。「ゲラー」みたいな。1分10秒あたり。

I got myself や milibili みたいなパート歌えるのはつよい。セールスポイント。

こういう曲だと捻れ型の7種リョウキと8種ソウタのロックさやドスが効いていいのだが、最も低いところは10種シュントがもってくっていうね~。

体癖的にも大正解!で実に尊い素晴らしい。


www.youtube.com

 

高音と低音どちらも出ている歌手でも、どちらが魅力的、個性的、豊かな音域だと感じるか、その快の感覚によくよく耳と心を澄ませてみてほしい。

 

んで、

いかにも1種な歌手っていうと、ポルノグラフィティ岡野昭仁とか。

BUMP OF CHICKEN藤原基央とか。

高音の快、頭側で太くなる首のライン、額が大きく顎の短い顔つき。


www.youtube.com

 

 

米津玄師もそうかも。

首がしっかり太長の高身長。大きい体格のわりに声が高い。

この爪先を使うダンス見てると1種っぽいなーって気がしてきちゃうんだよな。

1種体癖は爪先や指先の力が強い。普段から背伸びっぽい姿勢、足の前方に体重かけがちなので発達してるともいう。

しかし最近顔出し増えたのでインタビューとか見てると、喋りはスローで掠れて頬骨高さもあって6種っぽさもあるか。

 

複合体癖はもちろんあるのだが、ここではできるだけ分かりやすい人をピックアップして記事にしていきたい。

 

 

2種は、松任谷由実スピッツ草野マサムネとかだろうか。

ハイトーンに加え、ハスキーな感じがしてくる。ような気がする。

 

頭脳型は言語把握。

歌詞も書くシンガーソングライターに向く。

オリジナルの世界観や高いメッセージ性のあるバンドや歌手が多いと思う。

 


www.youtube.com


www.youtube.com

草野マサムネ、首太く、頬骨とかあちこちちょっとずつ角ばった感じ。スタイルは上下型っぽいスラっと感も。

スピッツのドリーミングな歌詞と曲の世界観は2種っぽいのかもしれない。

夢のようなイメージの連続でふわふわしているというか。

1種ならもうちっと論理的じゃないと耐えられない気がするwww

 

1、2、6、9種なんかが歌詞書くのに向きそう。

アルバム通して世界観を構築、とかのレベルとなると、その辺の気質がいるだろう。

 

あと多分、早いラップとかボカロ的圧縮とか、

すごい早口で歌うやつが得意なのも1.6.9種のケがありそう。言語やスピードに快感がある体癖だ。

8種とか4種とかはおっとりしてるから、あんま向かないのかも。

 

 

 

 

 

左右型消化器型の歌声

 

3種、安室奈美恵

 


www.youtube.com

 

童顔で丸みのある顔、おでこが丸いってのは実に3種っぽい。

声も子どものように甲高いというか、高い若い声。

 

 


www.youtube.com

 

Official髭男dismの藤原聡、

丸顔で童顔で声も高い。

4種っぽい癒しな響きもある気がするな~。

 

安室奈美恵は引退が早く、藤原聡はこないだ病欠してたけど、

消化器型左右型はノッてるときは華やかなんだけど、長期展望に欠けるところがあるという。

えっ。

 

 

4種、平原綾香、カドサワンレイコ、SEKAI NO OWARIの深瀬、Yama、YOASOBIのikura、

 

4番目、胸、身体の中央が中心なためか、自然な中域の声が良く、

なおかつ低音も高音もどっちもいける。

どの音域で歌ってるときも無理してる感がないというか。

 

そしてなんとも独特な響きのあるヒーリングボイスなのが4種な気がする。

F分の1ゆらぎ含有率が高そうな声。

声質がイイっていうやつ。後天的には身につかない天与の才、ギフトってやつだな~。

 

1/fゆらぎ - Wikipedia

 


www.youtube.com

低音も高音もどっちもすごくいい稀有な声質。

ジュピターは曲はもちろん歌詞も素晴らしいねえ。

「愛を学ぶために孤独があるなら、意味の無いことなど起こりはしない。」が好き。

バックのミスチル桜井さんもそこでコーラスしてくるからね!わかりみ~。

 

www.youtube.com

オーディションではグループに選ばれなかったレイ、ソロでもがんばえ~。いや4種は一人じゃないほうがいいけど~。

 


www.youtube.com

深瀬の声質いいよね~。

 

 

野口晴哉や片山洋次郎の本には、歌手に向くのは声が響く8種とあるが、

それは胴を共鳴させて、舞台から観客席の隅々にまで届く大きい声が出るってことで、

オペラ歌手やゴスペルに向くのはもちろん8種だと思うけど、

 

マイクやスピーカーや音声加工技術の発達した現代においては。

例えば手嶌葵のような微かな声、ウィスパーボイスでも歌手として成立するし、需要もある。

 

むしろ歌に癒しが求められる現代では、4種のほうが歌手に向くような気もするのだ。

好きな歌手を改めて観察すると、あれまた4種やん、っていうのがよくある。

あるいは動画文化的な過集中の傾向なら1種9種とか。

 

野口晴哉は、昭和歌謡に向いた体癖の話をしていたのかもしれんね。

歌の趣きも時代によって変わっていくと思うとなかなか感慨深い。

 

手嶌葵もいかり肩で4種っぽさあるかな。顔は、うーん?

 

 

前後型呼吸器型の歌声

 

5種の歌手って・・・?

BE:FIRSTではレオが5種ではあるが。

どうもあんま歌手向きの体癖じゃないんじゃないのっていう。

 

年単位で観察継続しているが、キングヌーのツインボーカル井口理のほうくらいしか見つけられてない。マジでレアなのだ。

しかも、ものすごい裏声の歌い方で、地声の良し悪しがわからない。

テクニック、歌唱技術しかない歌い方ではなかろうか。


www.youtube.com

 

前後型呼吸器型5種体癖ってあんまアレなのかな・・・?

前屈で胸を圧迫してるから声でないとか?声伸びないとか?

まあ、今後もよく見ておこう。きっと優れた歌手もいるだろう。

 

 

6種といえばSKI-HI

推し推し好き好き大好きだが、歌詞とラップと総合指揮力は神だけど、

歌唱力や声質というとまあ正直そこまで(急に冷静)

得意の高速ラップは感情や呼吸の抑制に快がある呼吸器型らしさが活きてるね。

重い肩で押してギュッと息を詰める、そういうことをやりがちでそれが快になる姿勢なのだ。

 


www.youtube.com

 

「今日枯れた花があるから、明日咲く花に会える。」

 

ほんと歌詞が全部神でしゅき。

6種も非常に情熱的な言葉を綴ることができる。歌詞を書くに向く体癖だ。

 

 

尾崎豊相川七瀬とか6種体癖だった。仄暗い色気あるタイプなのがわかるね。

あとミスチル桜井和寿とか。

9mm Parabellum Bullet菅原卓郎

 

 

 

捻れ型泌尿器型の歌声

 


www.youtube.com

 

MISIA みたいな、パワフルソウルフルって感じの歌声。で声量がオバケ。

黒人って捻れ型的なのかね?そういう系の歌は7種な感じがする。

いわゆる「腹から声が出てる」っていう感じだが、ややカラッとした乾いた声な気がする。

 

この人とか。LEBO M

youtu.be

 

あと攻撃的というか、ロックンロールでシャウトな歌手だな。

そして輝くウルトラソウッ!稲葉浩志とか、7種典型の立派な鼻筋の通り具合よ。


www.youtube.com

 

最近ロックバンド減ったよな~。時代に愛される歌、時代に合った気質と体癖はあるよね・・・。コンプラまみれで7種の生きにくい時代ではある。

 

 

8種になると、響きというか膨らみというのか、しっとりとした音の奥行きが加わる。

倍音、とかの要素加わってくるのかもしれない。

 

8種は7種より肩の力が抜けている。

緩んだ上半身が、良い共鳴胴になって音を反射増幅している…ような気がする。

 

 


www.youtube.com

 

押しも押されぬ歌姫オブ歌姫、美空ひばりは8種みたい。面長で鼻筋通って色白。

7種8種になると、あきらかに低音が良くなってくる。よね?

着物似合うわあ。8種は瓜実顔で凄味と色気の着物美人。

 

鬼束ちひろとか。

素行が悪いというか、足癖が悪くてその辺のものを蹴ったくるという話をフライデーされていたが、8種体癖であれば頷ける話だ。捻れをキックで解消する。

月光はすごく8種の気質が伝わる歌詞だ。

自分にも世界にも寛容になれず、はるか遠い神聖の感覚を頼りに耐えている心。


www.youtube.com

 

ado かなりテクニカルだし顔出しナシだが、賭けてもいいけど8種だと思う。

癒しソングやしっとりバラードとかより、だんぜんうっせぇわとかトットムジカみたいなオラついた曲で良さが活きている。


www.youtube.com

 

 

 

開閉型生殖器型の歌声

 

9種の歌手は、ちょっと例外というか、

身体をぎゅっと締める力で喉を絞って高音出る感じ。

西川貴教とか、平井堅桑田佳祐

 

谷山浩子とか、歌詞の世界観がすごい一貫してるシンガーソングライターだな。


www.youtube.com

9種は顔で判りやすいと思う。

目が寄ってて頭がハチはってる感じが掴めればパッと判る。

 

 

10種の歌手はめっちゃ多い。

注目されるの好きでカリスマあるし、

長く歌手活動を続けられるタイプではないだろうか。

売れても満足せず、どこまでもどこまでもと広がり続けていける。

野性的で身体も頑丈だし。ストレスで病気とかあんまない体癖。

 

生涯現役みたいな感じに向くのは生殖型頭脳型かなー。

消化器型はノッてるときは華やかだけど、儚い美しさになりがち。

泌尿器型は強いけど、頑張りが過ぎるとガタがくるのが早い。

 

やはり体癖は偏りでもある。長所と短所の表裏一体だ。

クセを活かすことも大事だが、偏りを整えて短所をフォローしていくことも大事になる。

みんな野口整体しよ。足首を振って捻れを解消する体操とか、まず自分でできるケアからでいいのよ。

 

 

閑話休題

 

10種歌手は最も低音が豊かだ。女性でも地声が低い。

そしてほんとに列挙に暇がない、三浦大知あいみょん、AI、クリーピーナッツ、

目鼻立ちの幅広かったり、離れていたりの顔。

1種みたいな顔もいるけど首は短かったり細かったりだ。

森山直太朗さだまさし奥田民生・・・

 

宇多田ヒカル


www.youtube.com

目や口もだが、とくに眉が大きな弧を描いてるよね。

肩幅もある。10種の肩は横に平たい広さだ。

 

 

youtu.be

 

影山ヒロノブ、10種だけでもないような顔だけど、(6種みもある)

この声の低い感じが10種感なのかなって。7種8種より低く、しかし威圧感は無い。

ドラゴンボールの主題歌など子ども向けで、宇宙的にスケールの大きい歌詞の歌、

10種にぴったりだ。

水木一郎とかも。

 


www.youtube.com

Superfly 目が離れたヒラメ顔の10種。低音が豊かな歌声だ。

 

 

 

高音は訓練すればある程度出る、という。

筋肉で声帯を締めて、空気の出口を狭めれば狭めるほど高い音が出る。

逆に、低音は。

声帯のサイズを最大に緩んだとこから更に広げる方法はないから、

低い音がどこまで出るかは生得的資質、ギフトだという。

と何かの漫画で読んだけどホントかな…。

一条ゆかりのプライドだったかな…。

 

まぁ、低音出す為には体格の大きさもいるよね。小柄だと声は高くなるし。

バイオリンは小さく高音でコントラバスは大きく低音なのと一緒。

男だと低いし女だと高い。

 

色んな要因があるから、あくまで傾向ってことで。

 

 

 

 

 

 

 

 

ざっと今回はここまで!

自分が今そうかな~と思ってることは書いたので、

今後また色んな事に気がついていけると思う。

 

 

 

 

 

体癖

体癖 - Wikipedia

 

参考文献はこちら。 

 

 

体癖という方法論、分類法だけでなく、

創始者野口晴哉の世界観ごと学んでいくといい。

 

 

Amazonじゃなくて公式に著書がある。ガチりたい人は通販で。

もっと流行って廉価版とか文庫版とかでるといいよなー。

www.zensei.co.jp

 

 

 

inspiration.hateblo.jp

 

 

inspiration.hateblo.jp


inspiration.hateblo.jp

わたしの推し

 

inspiration.hateblo.jp

 

 

 

特別お題「わたしの推し

BONES 懐かしいからちょっと書く

BONES ―骨は語る― シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

 

年始一挙放送だかでやってたBONES〜骨は語る〜

ンなーつかしーい。
 
自分歴でMAX病んでたころ、のめりこむように見ていたドラマだ。
 
毎回、怪死した死体がどどーんでろーんのビジュアルに、
なぜか癒されていた自分はマジでギリギリだったんだなーと感慨深いというか。
あらためて見ると、普通にヒェッてなるな。なかなかのグロみ。
 
完全自殺マニュアルとか読んでたしなー。
そうだな、あの心理はあれだ。
昔、麻薬常習者か何かのインタビューで、
首から下げた弾丸のペンダントに、致死量の毒を入れてお守りにしているという女性がいた。
「いつでも死ねると思うと、すこし安心するの」みたいなことを言ってたっけ。
 
グロ死体映像を毎日見つめていた自分も、
死を側に感じることで、
いつでも全部終わりにできると思うことで、
苦しい生にギリギリ耐えて、なんとかやり過ごしていた。
 
グロ死体から腐った肉が除かれて、さっぱりした白い骨になり、
もの言わぬ骨に残る痕跡から、ブレナン博士が死者の生を読み解いていく。
清めと追悼の儀式のような物語に惹かれていた。
美女と死体っていう対比もなかなか象徴的。
 
自分も、見苦しい人生を清算した後で、あんなふうに誰かに理解して欲しかったのかな。
生きてる時は、うまく生きられない自分が恥ずかしくて、
なのに同情はされたくないプライドがあって、弱音は吐けなかった。
死んで終わってしまいたいのに、でも本当に誰にも苦悩を理解されないのも悔しくて寂しい、みたいなw
 
死んだ方がマシなほど、苦しい時はあるよね。
 

最近、小説家の北方謙三の人生相談で、
死にたいという若者の人生相談にたいして、
「本を100冊読め、本に死にたい気持ちを覆す力はないが、時間は稼げる」という名言があったとバズったけど。
 
そうだな。そうなんだろう。
自分も1日1時間、必ず凄惨な死体から始まるドラマを見て、時間を稼いでいたんだろう。
死にたくて、帰りたくて、どこへ帰りたいのか分からなくて、
それを知る機会をあてもなくただ待って、苦しみが去るのを待っていた。
いつくるかわからないいつかを諦めきれず、だましだまし生きてた。
 
というわけで、bones見てるとトラウマがざわつくし、今の感性に合わないので、
ちらっと見ただけだが、体癖的に見どころがあったとことかを書いておく。
 
ブースめっっちゃ5種。
ブレナンめっっちゃ2種。
 
典型的っていうか、一目でわかる体格や顔なので、体癖分析練習してる人には是非www
白人とか、人種の差異はあるっていうけど、それにしても。見たまんま判りやす過ぎてwww
 

f:id:philia0:20211228040332j:plain

BONES ボーンズ 骨は語る シシーズン8 Vol.3(第5話~第6話) [レンタル落ち]

 

ブース、肩幅の広さ厚さ、アゴの奥行、上目づかいの伺うような表情をよくする。
ブレナン、かなり頬骨の目立つ顔、愛想のないクールビューティー、首は太めだが1種ほど縦の勢いがなくて、あちこち角張ってる感じ。
 
こういう海外ドラマって年単位でやるし、
脚本もシーズンが後半になってくと役者に合わせて書いていったりするので、
まあ、割と素の性格が見れることもあると思う。
 
あらすじいるかな。
 
2種体癖ブレナン博士は法医学者、日本ではあまりメジャーでない分野の学者だ。
日本では上野正彦が有名で色々本を出してるけど、
 

ドラマの舞台、伝統ある博物館の部署であり、清潔で洗練されて、それでいてホログラムでシミュレーションまでやる最先端で近未来的っていうイメージはかっこよすぎた。

 

いわゆる検死っていうと、日本の刑事ドラマとかだと、霊安室みたいな、薄暗くて冷たい手術室みたいな先入観があったからな。

それがひっくり返ったカルチャーショックが良かった。

 

そんなステキで知的な職場に、身元不明までグロになった死体事件を持ち込むのがFBIの捜査官、5種体癖ブース。

 

主人公コンビは、

Xファイルのモルダーとスカリーの男女逆転みたいな感じだ。

 

主人公ブレナン女史は知性派の天才なんだけど、人情の機微や常識に疎い。

付き合いのいい相棒ブースは、毎度突拍子もないブレナンに振り回され衝突しつつ、根気よく関係を築いていく。

なんだかんだ足りないものを補い合える2人というやつ。

 

f:id:philia0:20210517183309j:plain

 

頭脳型、思考タイプは、共感とか人の気持ちを感じとるのが下手だ。

だから、知識や役割から人を解そうとする。

エンパシーは後天的学習で発達するが、シンパシーが苦手なのよ。

ブレナンもそう、人の骨からなら驚くべき情報を得られるのに、

生きてる人の気持ちをとんと察することができない。

サイコパス感は1種ぽいかもな。サイコつかアスペか。

骨のこと、自分の得意分野のことはマシンガントークなところとかも、どっちかというと1種か。

 

ものっすごわかりみあるわブレナン博士w

演じてる法医学博士の役が1種ぽいのに、

役者のエミリー・デシャネルは2種っぽいから、 

1種の自分も反発なく感情移入できたのかもなー。

 

同じ型なら陰陽が違っても割と互換的だったりするようだ。

まず親族にいるから、模倣が捗るということもある。

親を見て育って、行動パターンを吸収してたりみたいなことがある。

自分の母親も2種で、困難な時期は2種をよそおって生きていたような気がする。

 

ブース、感情タイプの5種は、人と人との繋がりの本能、大脳辺縁系が主軸だ。

5種は特に全方位外交型の陽の者。

誰とでもソツなく付き合えることにかけては随一だ。

社交のテクを教わるなら、5種だよな〜。

 

ブースが潤滑油になって、

ブレナンは職場の仲間とも良い関係を築いて、成長していける。

 

BONES ボーンズ 骨は語る シーズン3 Vol.5 [レンタル落ち]

アンジェラは、顔のパーツが全部大きい。

前回見たハライチの岩井に似た感じの10種かな。常に人好きのする笑顔なのは、役でもあるし素でもありそう。

包容力があって、みんなのママ的なポジション。アーティストなのも10種的カリスマを発揮してるのかな。

恋愛遍歴が豪の者らしいが、10種は愛の間口が広い。恋愛対象のストライクゾーンも広い。

ヘンな男をひっかけちゃいけないぜアンジェラ姐さん・・・。

 

 

BONES ボーンズ 骨は語る シーズン5 Vol.2(第3話~第4話) [レンタル落ち]

 

カミールは、目が離れたヒラメ顔タイプの10種。

私がボスよ、というのも10種やな。

そこさえ認めれば、部下の裁量に任せる度量のある人物だ。

一期から見てたときはボス交代に不満だったけど、

それを忘れて見てみると、優しそうな表情の人な気もする。

 

 

BONES ボーンズ 骨は語る シーズン5 Vol.9(第17話~第18話) [レンタル落ち]

ホッジンズは、9種ぽい。

デコが鉢張ってて小柄な印象。

目つきもなー。まっすぐ人を見るというか、視線がジッと固定されてる感。キョロキョロしないのだ。

昆虫や胞子の博士というのも似合う。余人が顧みないニッチを極める。

なにより何回フラれても絶対諦めないマンなのがw

執着つよつよで一歩間違えればストーカーになる愛し方っていう。

 

 

あ~BONES懐かしかった~。

つらい時期に伴にあってくれて、感謝してる。

 

ブレナンが意外と乱暴者なのが面白いんだよな。

2種はスクインツ(内向的オタク)、博士で知的な女性なのに、

前に出て銃を撃ちたがったり、カッとして悪漢をボコったりする。

それは体癖や外観からはまったく想像できない行動ってことになるのでは。

7種か6種のやりそうなことだw 

うん、ギャップ萌え! そういうことがあるから人間て興味が尽きないよねw

まー多分、アスペの人のアレ、他人とうまくコミュニケーションできなくて鬱積したフラストレーションが突如爆発するやつ、それが攻撃性みたいに解釈されてるのかな、とか。

 

 

骨や骨格から人間を観るブレナン、ボーンズ博士なら、

きっと体癖論もあっという間にマスターするだろうな。

骨相と体癖には共通する土台がありそうだ。

 

というか、自分が体癖に夢中なのも、

ボーンズの、見た瞬間に人のことを見抜くスキルに憧れているのもあるのかもなあ。

骨から性別人種に生前の生活スタイルを見抜くのはもちろん、

生きてる人でも歩き方から女性が妊娠してることを見抜いたり、

赤ん坊の顔の骨相から父親が誰か見抜いたり、枚挙に暇がないけど。

 

あんな風になりたいというか、なれそうな気がするのだw

 

 

 

上野正彦

 

死のうと思っても、まずテキストで予習をしてしまうとか1種よなw

 

参考文献

 

 

体癖ガチりたい人はAmazonでなく、公式サイトに野口晴哉の著書がある。

www.zensei.co.jp

 

 

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

 

特別お題「わたしの推し

一年は正月に、一生は今に在り。

ポスター ウォールステッカー 正方形 シール式ステッカー 飾り 30×30cm Ssize 壁 インテリア おしゃれ 剥がせる wall sticker poster 海 虹 写真 010198

 

一年は正月に、一生は今に在り。

 

正月からちょいと車で出かけたら、

晴れている夕空にひとすじの虹が見えて、今年は幸先がいいなと思った。

写真に撮ったらほぼ見えないような幽かな虹だったので、画像は借り物だが。

 

そして流し聞きしてたラジオから、

なんだかとても味わい深くうつくしい言葉が飛び込んできたのでメモしておこう。

一年は正月に、一生は今に在り。

正岡子規の句だという。

 

なるほどなあ。

 

似た言葉、前提の言葉として

一年の計は元旦にあり、ならよく聞く。

新年度の抱負とか、目標とか計画とか、書初めとか、そんなんをあれこれする。

小学生くらいのころは親族で団欒がてら、そんなんを親の前で発表させられた覚えがあるかもしれん。

 

しかし近年はとんとやらないな。

今にして思うと、そんな新年から妄想逞しくというか、欲望や想念で頭をいっぱいにするというのもなんだかなーだ。

 

人間の処理能力をPCに例えるなら、

一年の計ってのは、デスクトップにアイコンを置いとく、みたいなことに思える。

するべきことをいつでも目につくところに、というわけだ。

それ自体はまあ、いいんだけど。

 

ただもし、デスクトップがこういう状態だったとしたら、

f:id:philia0:20220102000613p:plain

新しいアイコンを増やしてもあかんよね。

紛れてわからないし、負荷がかかって動作がモッサリになるばかりだ。

 

一年の計というアプリを能くするためには、

デスクトップは青く澄んだ空の如く、初期状態に近ければ近いほど好ましい。

 

今年はああしようこうしよう、あれが欲しいこんなふうにしたい。

そういう想いのちからを最大にするためには、

積もり積もったいろいろの思い込みをアンインストールして、

ワークスペースをクリアにして再起動、

スカッと快適明瞭な頭脳にするメソッドこそ、何度でもおすすめだ。

 

なにかと慌ただしい一年の初めこそ、

身を清め、心を鎮めて、

これから起こる様々なことを、我の視点から嘆き憤ることなく、

ありのままを受け入れ、最適のアクションで越えていけるような。

 

そんな心身に、天心に調えていけたらと思う。

 

一生は今に在り。

 

いつでも、人生にあるのはこの一瞬だけだ。

 

過去も未来も、観念の幻。

 

一年というサイクルの始点に元日をおくように、

一生という円の中心に今をおく。

 

すると過去も未来も包括して、自身の本性を、魂の在り様を眺めることができる。

小さくて愚かで愛しい、自我の影を越えて、

ただ無から有を汲みだしている通路、井戸のような泉のような星のような、魂のはたらきを感じて委ねる。

 

そんなんでいいのだ。

 

それがわかれば、抱負も目標もいらない。

だって「せねばならぬ」という思い込みはなんであれ、心身を固くしてしまう。

 

その時が訪れたとき、最善に、インスピレーションのままに動くために必要なのは、

すべてを映して穏やかな明鏡止水の心、しなやかで勘のいい体なのだから。

 

じゃ、今年もそんな感じで、

混迷の世を臨機応変に波乗るように。

融通無碍かつ虚心坦懐で自在にぼちぼちやっていきたいので、よろしくお願いします。

 

あけましておめでとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

М1グランプリで体癖演習。

体癖 (ちくま文庫)

 

漫才には詳しくないが、年末恒例としてM1くらいは見ることもある。

オズワルドの漫才にはハマってて、YouTubeでチャンネル登録してる。

 

近年はYouTubeで見られるからいいねえ。

テレビだとCMや紹介や採点や、漫才以外の部分が長過ぎて飽きてしまうのよ。

 

オズワルドだけ見ようかとも思ったが、

せっかくだから全部見てみて、体癖の観察もしてみよう。

自分は1種、本だけ読んで解った気になっちゃうタイプだが、

なにごとも実践なしには身につかぬというもの。

 

体癖 - Wikipedia

f:id:philia0:20211228040332j:plain





 

 

公式がいつまで公開してるかわからないので早めの視聴を推奨。

 

 

モグライダー

芝大輔・1種 ともしげ・9種

芝は典型的な1種の体型。ひょろっと縦長で顎が短い。

芝の方が高身長な印象あるわな。実際はともしげの方がデカいのに、スラッとして見えてお得ですよね〜。

ともしげは顔のパーツが中心に寄り気味、9種か。

 

このネタは全ッ然面白さがわからんのだが。

ものすごニッチな状況、「変な夢」をやりきろうとするのは9種っぽいこだわりの強さかもしれぬ。台本はともしげが書いてんのかなあ。

 


ランジャタイ

伊藤幸司・6種 国崎和也・10種

伊藤はシャクレで、猫背というか首をすくめたような短さだなあ。肩に緊張がある?

国崎はうーん。大きめの弧を描く眉の印象で10種な気がした。肩に平たさもあるけど。

 

ネタが狂気過ぎてドン引き。

10種的な本能的直感的肉体言語の世界観なのだろうか。

言葉や理屈じゃないから子どもにはウケそう。

 


ゆにばーす

はら・6種 川瀬名人・10種

はら、アゴもとびだしてるし上半身が厚いわりに足は細め。そのルックスからエロスをネタにしてくるあたりまじ6種wギャップを自覚して利用してくる駆け引き上手。

6種は相手を振り回すのが巧い。はらもお見事だ。

川瀬は口が大きい感じ、目が大きいけど陰型のとろんとした感じは10種か。体形はなー、シュッとしてて縦の力を感じるんだけど。お尻で骨盤の平たさを見てみたいところだ。

 

ネタは割ときわどいところを攻めてる感がヒヤヒヤして面白かった。

メジャーにはなれない路線だろうが、コロナにしろジェンダーにしろ、ギリギリのところを笑いに昇華していくのは社会にとって良薬だと思う。

忖度とタブーばかりでは思考停止して窒息してしまうからな。

 


ハライチ

岩井勇気・10種 澤部佑・3種

岩井は顔のパーツが全部大きい印象。

澤部は、表情が陽気で奇数体癖っぽくて、二の腕太い体形だなーとも思いつつ、

「うるせぇ!オイ!」ていう7種的ツッコミのときのそれっぽい威圧感もあるけど、

しかしそれよりも笑顔と怒りの切り替えがすごいと思った。

人格が豹変するように気分がパッと変わっていく。じゃあ3種みたいかなーと。

 

このネタは腹がよじれるほど笑った。

「怒り慣れてない人の怒り方」で腹筋崩壊www情緒が行方不明www

これは、あるあるわかる~の笑いだな。

子どものころは時々学校などでああいうキレ方をする子を見たなぁ

 

体癖別の怒り方見本としても説得力があって面白いと思う。

 

10種は最も寛大で鷹揚な体癖、怒り慣れてないというのは確かに頷ける。

それでほんとに爆発したときこんなんなるのかどうかは・・・? 

 

7種3種とか奇数体癖は、イラっとしたらそのまま顔や口に出る発散型、生きてるうちにある程度、怒りの感情にも慣れてくるというか。

「うるせえな」とかフツーに言い慣れたもので、言い方も加減できるし、

周りもある程度流し方や宥め方を心得てたりするものだが。

 

怒れない、怒り慣れないというのも困ることがある。ということかー。

 

巨大ロボとか妖精の国とか、突拍子もないような遠大なロマンをナチュラルに口にするのも10種の世界観だなー。

 

つか片山洋二郎の本の、10種の親から自立するのは苦労する説の片鱗を見たのかも。

基本親身な10種が、悪意なく抑圧してくる時のウザさヤバw支配力つええ〜。

 

 

体癖別アンガーマネジメント - めざせ体癖マスター

こんな視点や話題も興味深い。

 

 

真空ジェシカ

ガク・1種 川北茂澄・1種

よく似たヒョロガリノッポがふたり。

えっ、このコンビ大丈夫かな・・・。

同じ体癖どうしというのはあまり相性がよくないというか、

磁石の同じ極どうしが反発するみたいな感じがある気がするのだが。

いや、よく見ると川北は頬骨が目立つし陰型の表情だし首の後ろに力がないので2種かも。

おばーちゃんを演じるときイキイキしてるし、ロールプレイング好きの2種みもある。

 

ネタは・・・うーん。ミッ〇ーのくだりはちょっと好きかな・・・。つm

 

 オズワルド

畠中裕・6種 伊藤俊介・4種

畠中は上半身が厚く重たげで足が長く、

顎が前じゃなくて下向きに長いのかな。雰囲気は陰。

伊藤は丸みのある体形で童顔、典型的3種の外観で、しかし3種にしてはやや表情に乏しい、陰の雰囲気。

3種の、いるだけで場がワントーン明るくなるみたいなのでもないような。

 

高速寿司捨てマシーンで呼吸困難に陥った一昨年M1からマジ好き。

畠中のサイコパス芸に伊藤が変幻自在にツッコんでいくスタイルだが、

聞きやすく、やかまし過ぎず、どつきもなく、突出した言語センスで、最&高。

伊藤の声と喋り方がすごくいいと思うのだが、

4種のトークって独特の癒し系であることが多いように思う。

 

・・・と思ったけど、なんかクラブのボーイのバイトしてる時、

「ゴタ消しの伊藤」とかいう異名をつけられるほど揉め事の対処が巧かったという。

相手がキレる寸前に大声で謝り倒す、先に土下座して、相手の怒りを逸らしちゃう。

それは、3種が得意なやつじゃないっけ。スーパーサブ太鼓持ち、場当たり対処力。

伊藤は3種みも4種みもあるなー。

 

 

このネタも畠中のサイコが全開でよき。

 

 

 

ロングコートダディ

堂前透・2種 兎・8種

堂前はヒョロガリノッポだけど、頬骨やアゴの尖りが目立って、陰型の印象なので2種かなーと。

喋りも2種っぽいよな。「あなたは○○です」っていう役を割り当てる先生みたいな感じ。お役所感が似合う。

兎は迷うな。アゴが脂肪で覆われてて・・・、5種?3種?いや・・・。

 

肉うどんの演技、クッソワロタwwwww

このネタけっこう好きwwww

 

youtu.be



錦鯉

長谷川雅記・7種 渡部隆・8種

 

長谷川が色黒でパツッとした肌質で、積極性を押し出すので7種、

渡部はあえていうなら5種か・・・、うーん。

ぬあーもうだんだんみんな5種に見えてきたwww

もースーツやめて!スーツやだ!スーツの肩だとみんな5種に見えてくるの!!(´;ω;`)

 

 

でもなー、うう~ん。このアゴは8種かもな。

泌尿器型陰の8種は水滞というか、水分の排出が滞りやすく湿気で体調をくずしやすい。

それでか肌質も水を多く含んだ感じというか、たるんとして頬と首がつながりがちで、サイドが埋もれそうなとこからアゴがクッと主張してるのは8種の形かも。

色白モチモチ感では無いのがどうかな~とも思うけど、男性だしな。

 

あ、そっか。じゃあロングコートの兎も8種かもしれぬ。

叫ぶとき声が胴に響いてデカい感じするし。

 

錦鯉は、勢いがとんでもなくて笑ったけど、人の頭をベチベチ叩くのが好きになれないなー。

自分はそゆとこお育ちがいいのかもというか。

まあ、笑いにも多様性があるべきだろうから、好みではないからといって否定してはいけんところだな。

年齢からしてもオールドファッションをあえて行く生存戦略で正しいと思う。

 


インディアンス

田淵彰裕・5種 きむ・9種

まーた5種に見える人や・・・、

でも田淵は肩幅といい膝下の長さといい目つきといい、5種らしさが顕著。

頬骨高いとこは2種みもあるか?瞬時に色んな役になれるのは2種傾向か?

きむは、顔面センターに鉢の張った額でわかりやすい。服のセンスも9種感あるかもな。

アースカラーのようで、なんか微妙に変な色っつーかw

9種は黒やグレーが好きで、他者の目を気にしない奇抜な服を着がちだという。

 

ネタは、もう早口過ぎて何を言ってるのか聞き取れんぞ・・・。

マシンガントークで言語把握の1種の自分がギブなんだから、

これは相当な若者か慣れてる人かじゃないと、一見さんにはキツイのでは・・・?

9種はスピードスターだからね。しょうがないね。すごいね。

 

 

もも

まもる・7種 せめる・2種

 

いや、名前が逆ではwwww7種が攻めで2種が保守ではwww

 

ネタの内容がまさに陽キャ陰キャ、7種と2種の煽り合いなので面白い。

 

7種の負のステレオタイプ、反社、不良、格闘家、B系ストリート系。

2種の負のステレオタイプ、チー牛、ギーク、キモオタ、こどおじ。

 

って感じだろうか。直接的ワードを一切出さないのはうまいな。

あるあるというか、時代の風俗を捉えたネタで文化的にもとても興味深いものがある

10年後、20年後にもう一回見て懐かしくなりたい漫才。

 

しかし、せめるの方は肩幅からすると5種っぽさもあるけどね。

 

 

 

 

 

うあー、笑いつつ頭使って疲れた~。

www.m-1gp.com

 

で、トーナメントは錦鯉が優勝したらしい。おめでとうございました。

 

漫才って、基本的に自分たちでネタを書くわけだし、

それは自分の性質に合った内容と役じゃないとやりにくいだろうし、

何度も練習して修正して披露するうちに洗練されていくわけで、

割と体癖観察にいいもののような気もするね。数分に凝縮された芸なわけだし。

慣れないとうるさくて疲れるけど・・・つかれた・・・。_(:3」∠)_

 

好きな芸人・芸風とかも自分と相性のいい体癖で決まってくるのかもしれんね。

1種7種で陽が強い自分は、6種と4種のオズワルドのおとなしくネチネチしゃべくる漫才がツボというのになんか納得。

9種10種の本能タイプ、ボディランゲージやリアクションの漫才がさっぱり響かんし、

7種8種のどつき漫才もあんまりハマらない。

 

ざっと思いつくままに書いたんで、加筆修正の嵐になるかもと予告しとく。

時事ネタにつき拙速でよしとした。

 

 

 

 

 

 

www.youtube.com

オズワルド布教したい。ネタも見れるよ!

決勝のネタは他のライブの動画で見たほうが面白かった。

やらかしたんやな…。

 

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

 

 

参考文献

 

 

体癖ガチりたい人はAmazonでなく、公式サイトに野口晴哉の著書がある。

www.zensei.co.jp

 

 

最近、冒険家関野吉晴のYouTube見てるんだけど、

4種ってこういう話し方だよな~と思うのだ。

声が良かったり、独特の抑揚で穏やかに話す。癒し系。文士って感じ。

www.youtube.com

 

今週のお題「忘れたいこと」

マトリックスを解釈する。精神と肉体のルール。

マトリックスキアヌリーブスクラシック映画ポスターキャンバスプリント壁アート絵画寝室の装飾部屋の装飾家の装飾写真-40x60CM フレームレス

 

久々にブログ。書くことがまとまらなかっただけで特に変わりなくぼちぼちやってました。

(*´з`)心配かけてたらごめんありがと。

 

マトリックスの新作が公開とのことで、テレビでやってた初代を視聴。

 

やー、リアルタイムでも見てたんだけど、

今あらためて見ると、当時より引用や寓意の意味がよく解ってより楽しめた。

 

優れた作品というのは時が経っても色褪せず、

何度でも新しい発見をくれるものだ。

 

1999年頃の最先端テクノロジーのイメージというのが、

2021年から見るとレトロになっているというのも面白かった。

 

そうだったなあ、そうそう。あの頃は電話ボックスが街のあちこちにあって、

携帯電話はプッシュボタンと緑の画面で、一部のビジネスマンなど限られた人の持ち物だった。

パソコンやテレビは嵩張る箱型のブラウン管だった。

 

今は、行き交う人の誰もがスマホタブレットを持って、

薄い板に指を滑らせて操作するのが日常の風景だ。

 

街中の電話ボックスが突然ジリンジリンと鳴りだす光景に、

違和感や非日常感よりもノスタルジーを感じてしまったw

 

しかし、情景描写が古びても、マトリックスが提示するテーマは古びていない。

人の心が希求する普遍性を備えている、と思った。

 

モーフィアスのセリフが物語の枠を越えて、

そこだけ抜き出して意味を味わえる詩か格言のレベルw

モーフィアス語録とか欲しくなるレベルw

 

すべての言葉が意味深で暗示的で、モーフィアスのほうがよっぽど予言者のようだ。

 

自分が6種に惹かれやすいってこともあるかもしれないかも?

体癖で見た感じ、モーフィアスの役者は6種体癖にみえる。

顎が幅広くてシャクレがちで、首は前に出て背中も丸く猫背感がある。

 

f:id:philia0:20211215042458j:plain

 


www.youtube.com

3:10秒からの仕草がもうwww6種でしかありえんくねwww

「それは本物の呼吸か」のセリフところだ。

立ち姿から上半身をたおして顔を近づけ、更に上目で見つめてくる、この親密な距離感のつくりかた、6種の得意技だ。

つか上半身の倒し方がさあ。その動きにそんな滑らかに力が乗るのはもう6種だよ。

他の場面でもよく上目遣いの表情になる。上半身にくらべて下半身が華奢で足が長い。

ヤジロベエを連想するような動きだ。上が重くて前後にグラグラしているというか。

 

 

この配役はなかなかにハマっていると思う。

レジスタンスのリーダーに6種の人というのは成程だ。

 

反体制に向くっつーか。

非日常で覚醒して気炎を吐くような場面で力が出る姿勢だ。

ときに英雄的な死へ自ら突っ込んで行く。

人を焚きつける言葉を使うのはうまいが、自身はやや実行力に欠けるというか、

自分が動くより他人を動かすタイプというか。

トリニティその他のメンバーが実働部隊となってネオを連れてくる構図もそれっぽく見えた。

救世主を身を挺して庇う、とかいかにも6種のやりそうなことだ。自爆特攻。

コワモテなようで、意外と甲斐甲斐しいのとかも6種。

看病とか得意分野だけど、拗らせると黒い微笑と監禁甘やかし系ヤンデレを発症するタイプ。

 

モーフィアスは体癖的にも説得力あるキャラで花丸~

 

 

ネオのキアヌは、顔は縦の力が強くて捻れ型っぽいけど、

首の太さ長さやスタイル、背筋が垂直な走り方には1種っぽさを感じた。

表情もなあ。7種ならもうちょっと積極的なムードがありそうなものだけど、

キアヌは無表情がデフォな感じする。クール系だ。

 

トリニティも1種みたいな首と走り方だけど、顎の出た形は6種…、いや角張りが目立つということは2種ってことかも。

 

f:id:philia0:20211215042543j:plain

キアヌの首、胴側より頭側で太くなるようなラインが1種なのではと思う。

物語のなかでも、

エージェントにはまず勝てないから基本はスニーキング&アウェイ

というのは1種向きな行動パターンにみえる。無惨様と一緒。

1種は困難を避けて通ろうとするのだ。

また大脳昇華傾向が最も顕著な体癖なので、

イメージがすべてのマトリックスワールドで無双できる人であるのも頷ける。

身体感覚のリアリティよりも、机上の空論のほうに重きを感じるようなところがある。

頭でっかちなんだね。

 

映画のなかでは、柔術やカンフーやヘリの操縦プログラムを脳にダウンロードする場面があって、

一瞬にして技能を習得できるという面白いアイデアが描かれているが、

 

たしかにマトリックスのなか、夢やイメージ、精神の世界ではそれでいい。

が、肉体と物質の世界ではそーはいかない。

 

100回YouTubeで見て脳に焼き付けた動きがあるとしても、

肉体の然るべき鍛錬なしに、ピアノの速弾きやフィギュアスケートの回転ジャンプはできない、と言えば判りやすいと思うが。

 

手を左右非対称に動かせないとか、指がもつれたり、股関節の柔軟性や体重を支える筋力が足りなかったり、三半規管が慣れなくて気分が悪くなったり。

その程度で済めばいいが、

頭でっかちのままにムリヤリ肉体を動かせば、肉離れとかアキレス腱断裂とかそういうことになりかねない。

 

技能を習得実行しようと思ったら、時間をかけて肉体をカスタムしなくてはならない。

 

結果を得るために過程がいる。

それが肉体の属する物質の世界のルールだ。

 

では

精神の世界はどうか。

物質の世界を三次元と表現するなら、

精神の世界は四次元から五次元であり、

時間よりひとつ上の位相、空間の世界であるといえる。

 

だから、精神の世界では結果を得るために過程(=時間)を必要としない。

 

スプーン曲げの少年の言葉、

「曲がるのはスプーンじゃない、自分自身なんだ」

というのはそういう意味でもあるはずだ。

 

物質の世界では、手やなにかで力を加えるという手順がなくてはスプーンは曲がらない。

だが精神の世界では、スプーンを曲げる、という過程を経ることなく、

曲がっているスプーン、という結果が在ることができる。

そうである、と思うだけ、知るだけでよい。

 

もっと言うと、主体と客体、自他というのも三次元の概念であり、

五次元には彼我がない。

だから、自分とスプーンを別個と分けて認識するより、

忘我となってスプーンと溶け合って、曲がる。というふうに心を使うほうがルールに適しているのだ。

 

ルール、精神の世界では、結果に過程は必要ない。

識の力、認識する力の確かさ、そうであるという観測がすべてだ。

 

さて。

 

だからまあ、言ってしまえばマトリックスのなかでAIやエージェントを無力化するには銃もカンフーもアクションも、本当は要らない。

AIの演算能力を越える認識の力、処理能力さえあればそれだけで、世界を任意に書き換えることができるだろう。

 

マトリックスから目覚めた人達もそれを示唆していると感じる。

「この世界で、私の強さや速さが筋肉と関係があると思うか?それは本物の呼吸か?」

「考えるな、ただ速いと知れ」

とモーフィアスは教えてくれる。

 

マトリックスレンダリングを認識できたネオは、エージェントスミスを内部から書き換える。

ハッキングだか精神攻撃だかで破壊するのだ。

 

f:id:philia0:20211216184433p:plain

AIが仮想世界をレンダリングする、それをこのように俯瞰するという視点は、

AIを上回る認識、処理能力を得ているということだろうが、

重要なのはそれは思考スピードではない。ということだ。

AIの演算能力が人の思考を越えるシンギュラリティは確定的予測だ。

通常の思考ではAIに勝てない。

ここからは、単なる思考をはるかに凌駕する脳の演算処理能力があるということを明確にし、

できるだけ言語化して、その力を伸ばしていかないとAIとうまくやってく未来はない。

 

自分は、その能力のことを便宜上インスピレーションと呼んでいるけども。

まあ、勘とか直観とか天心とか体が勝手に動いたとか、そういう感じのアレだ。

右脳も左脳も身体も彼我もすべてが一致して、調和するときあらわれるムーブ。

なぜそうなるのかは説明できないが、それしかないという最適の正解のままに委ねて行う能力。

ネオが獲得したのは、そういうものだろうなと感じる。

 

さて、

だというのに、

そこに至るまでマトリックスのなかで、

四次元世界に構築された仮想三次元世界のなかで、

人を蹴ったり殴ったり、銃を撃ちまくったり、吹き飛んだり血を流して倒れるなどという、

物理で相手を圧倒したという手順、

物質と肉体の世界のルールに従っていたのはなんでかっていうと、

 

結局あまりにもそれに慣れ過ぎていて、

精神世界のルールを把握し適応するまで試練が必要だったんだよね、というそれだけの話ではある。

 

そうだ。私達は、肉体と物質の世界のルールにあまりにも慣れ過ぎている。

どっぷり浸かって、人間存在の半身は精神であることを忘却している。

ある結果を得るためには、様々な過程を経なくてはならない、と思い込んでいる。

 

お腹がすいたら、何かを食べなくてはならなくて、

ものを食べるには洗ったり切ったり火を通したりの加工が必要で、

その食べ物を買うためにはお金が必要で、

お金を得るためには仕事をしなくてはならなくて、

あるいは植物でも食肉でも収穫までには膨大な手間と時間とノウハウの蓄積があって。

 

そのように、延々と連鎖していく手順の世界に、慣れきっている。

物質の次元では一事が万事その調子だから、

数十年も肉体を養っているうちにすっかりそれだけが感じる世界の全容になってしまう。

夜毎の夢が囁き続ける真実を隅に追いやってしまう。

積み上げ続ける煩雑さに倦み疲れ、望むことをしなくなる。

 

ああしかし、人間が何を忘れようが、それで宇宙を運行する法則が変わるわけもない。

陰陽の思想では、陽は陰より先にある。陽が動いて陰が従う。

波と粒、波動と粒子、精神と物質の陰陽では、精神が先にあり、それに従って物質が在る。

 

心と体では、心のほうが先んじる。

 

それが覆らない真実だ。

 

だから、昨今の人間事情のように、覚醒前のマトリックスでのように、

物質の世界のルールに、精神が従っているのでは駄目なのだ。

 

人も世界の一部だから、世界の在り方にそぐわない生き方をしていると、苦しいと感じるようになる。

苦しみはサインであって、それを頼りに過ちを正していくために搭載されているセンサーだ。

 

五次元や四次元、精神の属するルールと、三次元の物質のルールと。

陽と陰の関係は、陰を負いて陽を抱き、冲気を以て和と為す。

 

f:id:philia0:20200924061044j:plain

 

双方は等価等量でこそ正しく巡り、両翼となって飛翔できる。

 

思うに、

魂がこの物質の世界に、肉体を纏って生まれてくる意味というのは、

手順という負荷をかけることで精神の力、識の力を高めていくことにあったはずだ。

 

精神は肉体の善き主人であるべきところが、

それが手順に忙殺されて、精神が物質の奴隷になってしまう逆転が起きている。

心の牢獄。

モーフィアスはそれをそう表現した。

 

その檻から出るために、何が必要だろうか。

赤い錠剤?

エージェントとのバトル?

マトリックスの破棄?

AIの支配からの自立?

予言?恋人?チート?

 

そのどれでもない。

それらはみな道程で生じる副産物に過ぎない。

 

モーフィアスは作中で都合3度同じ内容の言葉を口にする。

I can only show you the door. You’re the one that has to walk through it.

「入り口までは案内するが、扉は君自身が開けるんだ。」と。

 

3回も同じセリフを使うっていうのは、確信犯的に重要というか、

作者から読者へのメッセージと言ってもいいだろう。

ほんとうにこの映画は優れた物語だ。それが本質だ。

 

誰でもそれを知っている。生まれながらに備えている。体現している。

今もそれはそこにある。忘れているだけだ。思い出すだけでいい。

何者かによって忘れさせられているにしろ、それに憤ることはない。

それは本当は誰かに奪えるようなものではないから。

自身が同意した支配を、改めて自身の意志で破棄して、取り戻すだけ。

思い出すのに、目覚めるのに必要なのは、自分自身だけだ。

扉を開け、進む。

 

与えられた役割の名ではなく、何かを求める自分に相応しい名をつけ。

地下へ伸びる穴、冥界や無意識のメタファであるラビットホールの底を抜き、

鏡面、スプーンやサングラスに写る鏡像によって汝自身を知り、

世界そのもののメタファである円環、0のホールに飛び込み、

この有限すべてを成り立たせているものへ、混元へと至る。

 

そこは、規則も支配も、境界線もない世界だ。
a world without rules and controls, without borders or boundaries.

そこではすべてが可能だ。
A world where anything is possible.

これから先はお前たち次第だ。
Where we go from there is a choice I leave to you.

 

 

ポスター ウォールステッカー 正方形 シール式ステッカー 飾り 30×30cm Ssize 壁 インテリア おしゃれ 剥がせる wall sticker poster 014939

 

 

 

 

マトリックス初代、めっちゃ満足したわあ。

 

以下は蛇足。

 

マトリックスはスゲー面白いので野暮なツッコミはしたくないのだが、

あの世界観、「人類が青空を破壊した」という設定では、

たとえAIの支配から脱却したところで詰んでるとしか思えない件。

 

あの人間発電所から大量の人が目覚めたところで養う環境が無くない?

農地とか水源とか。人が生きてくためには結局広大な自然が必要じゃん。

目覚めたところで餓死がオチだったりしない?

人類以外の動植物はどうなってしまっているのだろうか・・・。

 

レジスタンス人類の、正確な西暦さえ失われた文明に、

環境を正常化するテクノロジーが無さそうでな・・・。

 

詰んでる。AIを打倒した後の生活基盤が詰んでる。

 

もうザイオンさえ仮想現実のなかで、

もう一回目覚めたら緑豊かな地球だったらいいのにくらいの希望しかねえ。

 

AIと支配関係を逆転して、AIを使役して環境を回復させるなどとなれば旧世界への後退にほかならぬ。テーマが台無しだ。

 

ていうか、AIが人類をエネルギー源にしてることは、

人間がブロイラー養鶏場で何万羽の肉を得てることと同義であって、

確かに支配っちゃ支配だけど、憤るような筋合いでもないわな。

親のしたことを子が真似るように、人間の行いをAIが踏襲しているとも言える。

 

なんなら、人間よりもアニマルライツやエンリッチメント的なものに配慮があるくらいだ。

飼育動物への福祉であるマトリックスは何度もアップデートされてるというのだから。

 

人間だって別にブロイラーが憎いわけじゃない。

美味しくいただくために色んな工夫やまめまめしいお世話をしているわけで。

当然食肉であるブロイラーの自由意志など考慮してはいないが、

彼らが支配に異を唱え、養鶏場から脱走するとなれば、

それはそれで品種改良されたひよわな種はあらためて厳しい自然への適応を要求されるのが道理というもの。

 

あの世界の人類がAIと決別したなら。

人は寒冷地にもそれなりに適応してきた種だけど、

スノーボールアースになった環境でまた先史時代から数万年かけて同じ栄枯盛衰を繰り返していくのだろうか。とか思った。

それも果てしない話だ。

 

結局、人と鶏、AIとヒトとの関係が支配と被支配であるうちは同じことの繰り返しだろう。

そこにあるのは二項対立、種の断絶、共感の埒外であるということ。

両者が融和して発展していく未来があるとしたら、

まず下位者は上位者に対して、自らの意志と力を提示しなくてはならない。

この映画ではAIが支配の象徴だが、

リアルでは親とか雇用主とか神とか闇の政府とか、

なんであれ支配者なるものと対等か優位となるためには、どうしても我々は、最も古くて常に新しい本来の力を自在に使えるようにならないといけないのだ。

 

いつもの結論に戻ってきたところで了。

 

 

 


www.youtube.com

マトリックスから解放されたとしても、人間を支配するもの、それが戦争よ。」

あー、やっぱそうくるかー。

結局、二項対立に囚われる人間自身の問題を越えないといけないってことかな。

敵はAIに非ず、自らの内に在り。それもまたマトリックス(幻影)


www.youtube.com

 

オープンワールドのゲームもあるらしいね~。

目覚めるべき幻想であるマトリックスをゲームとしてプレイするなんて悪い冗談つーかww

 

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

 

inspiration.hateblo.jp

 

inspiration.hateblo.jp

inspiration.hateblo.jp

 

今週のお題「忘れたいこと」