ものがたりを解釈する

アニメ、漫画、小説、神話、あらゆるものが語りかけてくること。最も深遠な、でも誰にでも開かれている秘密に、解釈というメソッドで触れていく。

ブルーピリオドを解釈する。油絵は日本人に合わない。

EVERBLUE (初回生産限定盤) (特典なし)

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

 

 

当方、白状しますと美術の大学で西洋画専攻してました。

 

最近のブルーピリオドが心に刺さり過ぎる。共感性羞恥でのたうち回る。

 

特に今月の、どこの大学でも手ぐすねひいてる系のカリスマに心酔しかけてる八虎まじ最大のピンチ。

あれぞ10種体癖って感じ。こわ~。お館様や・・・。

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まあ、痛い目にもあってこその成長ではあるけれど。

 

しかし、カリスマというか教祖というか主宰者というか、

ああいう求心力のある人物がターゲットを引きこむ手管が、

「私はあなたのことをよく解ってますよ」というのがリアルで凄みだ。

 

しかも、絵を描く人間の、絵の方を見てそれを言うからなあ~。

悩める画学生なんてイチコロやであんなん。承認欲求こじらせてるからな!

 

加えてボディタッチとかまじ魔性のテクニック。

でも、主人公があれで転んで信者になるとしたら、

それは彼の自己肯定感の足りなさを突かれたということであり、

 

しかし、それは、そもそも西洋画の哲学と、日本人の性質との齟齬の問題でもある、とも思う。

 

これは、自分が10年油絵やって、そこからまた10年油絵以外の素材で絵をやって思うようになったことなんだけど。

 

えーと。

 

ブルーピリオド読んでてすごくつらさが解るのが、

大学が、教授が、課題ごとに事あるごとに、

「この絵はなにを表現していますか」「あなたの主張は何ですか」「あなたはどんな人間ですか」「あなたはどう考えますか」みたいな、表現者としての、

 

確固たる自我の確立と証明を求めてくるのだ。

 

講評で、描いたものの横に立って、場にいる全員にプレゼンをする、

その慣習が、その行動様式が、そういう精神性に基づいたものであり、圧を発信している。

動機の言語化と絵との整合性を求められ、

なんとなく、みたいなことをモニョモニョ言ってちゃいけん空気。

 

 

まずこれが大半の日本人にとって苦手なことだと思う。挫折して自信を無くす。

西洋人はディベートをすることも自分の意見を持つことも教育の理念に組み込まれてるけど、

日本の教育は元が軍隊式で、能力は平均に、全体が号令どうりに動くよう教育する。

 

どっちの教育にも是非はあるだろうけど、

 

日本人は、そもそもの性質として自己主張が強いことを良しとしない。

協調を、付和雷同を、和を以て貴しとなす。なのだ。

 

そんなゴリゴリに訴えたい価値ある確固たる自我なんかねぇよ。

ケースバイケースで空気読んでなんとなくのライブ感で当意即妙に生きてんだよ。

 

自然と自分が地続きで曖昧のアニミズムで神々八百万の世界観の民には、

デカルトやコギトエルゴスムみたいな、どこまでいっても自然と自己が分離・対峙・対立する構造の、一神教的な発想に馴染まないのだ。

 

まずそこ。

 

で、そういう精神性で長い時間をかけて改良されてきた道具は、その精神性を写し、宿しているのだ。

考えてみたら当たり前だけど。

 

油絵、というのは、ものすごく可塑性が高い画材だ。

 

表現の幅が広く、自由度が高く、

人の、思った通りに描ける画材。

 

取ったりつけたり重ねたり描きこんだり、バランスを見ながらずっと何十時間でも作業できる。

 

思い通りにできる、脳内を再現できる、ということが、

逆に、

どんだけの青写真を持ってるか、どんだけの思想を持ってるか、どんだけの精細さを持ってるか、ということを問うてくるのだ。それはもう厳正に厳密にだ。

 

西洋人は、そういう精査に耐えうるというか、

そもそも「どこまで思い通りにできるか」っていう、

まあ言ったら、思想で自然を征服する発想で、道具もそれに沿って発達してきた。

 

解るかなあ。

そうだ、服で例えてみれば解りやすいだろうか。

 

洋服、というのは人体の都合に合わせて布を裁断する。

とても動きやすいけれど、

曲線が多く、布の端切れがたくさん出る。

例えばこんなん。

 

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和服はこう。

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反物を直線だけで切って、一枚の着物に仕立てる。

端切れも出ないし、布の性質に合った裁断でほつれも少ないが、

動きにくい。

 

・・・というか、服に合わせて、人のほうが動き方を習得していく、という行動様式が生まれる。

 

日本人、あるいは東洋の精神性の本質はここにあると思う。

モノありきで人が合わせていく時、最大のパフォーマンスを発揮する。

 

西洋人の精神性が、人ありきでモノをそれに合わせていくことであり、

油絵は、そのために発達してきた歴史ある道具。

 

さて。

 

猿真似の得意な日本人だけど。

道具だけ輸入してもうまくいかないことがあるのは、そういうことなんじゃないかねえ。

道具が内包している思想を除くことはできず、

使ううちに行動様式から思想が浸食してくるのだ。

身体感覚が及ぼす思考への影響は気がつきにくく、また抗いがたい。

 

着物から洋装に、草履から靴に、道具を変えたことで、日本人の歩き方が変わってしまってるのも地味~に弊害らしいよ。

kawamuraseitai.hateblo.jp

 

 

筆ひとつとってみてもなー。

油絵の、豚毛の筆はどんどんすり減る消耗品だ。

一方で、書道の筆なんか数万数十万して、十年でも使えたりするものがある。

 

虚心坦懐の己を預けるには、道具も正しい道理を導くものでなくてはならない。

 

着物でも刀や刃物でも筆でも、なんでも。

一見して使いにくい道具が要求する正しい動きがあり、その要求のままに行えた時、力は要らない。

自然体でありながら、最大効率の力や機能美、理の美を体現できている。

日本ではそういうコンセプトで道具を発達させてきた。

 

包丁だって、正しい動きを要求する道具じゃん?

脇しめて引くように切らないとスッと切れないわけで、そういう感覚をどこまでも延長してくような感性なのだ。

己を虚しくし、道具と一体になることを良しとしてきた。

 

虚心坦懐と、確固たる自我の確立。

洋の東西で精神の発達の方向性が逆なのだ。

その極致には通づるところがあるんだけど、

これはよくよく明らかにしとかないと教わる方は混乱する。

 

明治以来、こういう問題をなんとなくなあなあにしたまま、

今でもギリシャ彫刻の石膏像を木炭デッサンして、そのままの流れで油絵の具を使いはじめることで、

西洋式の絵画にまつわる行動様式が、日本の若者に何を要求してるのか。

それが苦しくて、絵が苦しいものだと思ってしまった人がどれだけいたことか。

 

ほんと、教授って大学で何やってんだろね?何の対価に給料貰ってんの?

根本的な齟齬の問題を何十年ほったらかしてんのやら。

そりゃ油絵の業界が老害ばっかで先細りになるのなんか、当たり前じゃねって気がしてきたわ・・・。

 

まあ、個人の裁量で生徒を導くいい先生はたくさんいるけどね。

根本的に構造が致命的。

それを放置で、対処療法だけしてもね・・・、

苦しい延命にしかならんよね・・・。

 

はあ~。

 

若者の才能がもったいない・・・。人的資源がもったいない・・・。

自分の青春は・・・、まあ、アレはアレでいいか。過ちもまた糧になったってことで。

 

そうだな、改めて日本画や水墨、禅画の良さを再発見するというのもいいだろうが、

まあ、例えばアニメとか、

リミテッドアニメーションのような、制約の多さのなかで出来ることを模索してたら、謎の高クオリティに昇華されてく、みたいな。

 

大半の日本的気質の絵描きには、そういうのが向いてるのだろう。

 

CGやお絵描きソフトはどうなんかなあ。

あれは油絵よりもっともっと人の思い通りだからなあ~。

レイヤーごとに操作とか[Ctrl]+[Z]とか便利すぎるが。

まあ、難しく考えず、萌えや娯楽を是とする土壌なだけマシだな。浮世絵みたいな気楽さの文化。

 

思想とか高尚さとか関係ないのだ。

声高な自己主張や意表を突く発想がアートなんじゃない。

 

至福を追求する魂の輝きが、アートの本質。

 

 

とかなんとか、飲みながらアツく語って八虎の怪しいサークル加入を引き留めてえええー!!!

 

ってなった今月のブルーピリオドだった。

いや、あの主宰も悪い人ではないかもというか、しかし悪気がないことこそタチ悪いというか。

悩む人の弱さをついて支配とか、自分が一番嫌いなやつだから、過剰反応で筆がノッたよねwww一気に書いたわww

 

5種体癖の矢虎は確かに、じっとして考えるばかりでは不安が増大するだけ。

フッ軽で、人と関わって、行動しながら考えるほうがいい。

・・・あ、そっか。

ていうか5種なら損切りも逃げ足も早いじゃん。

反権威集団という視点から、芸大や画壇の歪さを相対化できたら、

用済みで離脱でオッケーだな。ヨシ!

 

油絵も色んな表現ができる技法だから、

自分に向く制約を課せば日本人気質でも楽しめる素材だと思うし、

そういう人もたくさん見てきた。

そもそも日本人離れした精神性の人もたくさんいるわけで。

 

だから、まあ。ほんとのところは。

 

 

すべてのものは、いいもわるいもなくただそこに在って、

心がそこになにを感じるかってことなんだよなあ。

 

 

不安も、悩む心もあるがままに、それを頼りに進んで行ければ素晴らしい。

不調和のサインである痛みは、同じものと引き合う。

似たもの同士が出会って共鳴と表出が起きた時が、互いにその問題を越えていくチャンスなんだろう。

 

我々はいつかもっと大きな調和に至ると知りつつ。

今はまだ未熟故に、各々で。

己の道を往こう。

 

 

 

 

 

 

 

inspiration.hateblo.jp

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洋服と和服のたとえは既出。

inspiration.hateblo.jp

 

 

 

 

 

 

桝太一アナで、2種8種マジメ比較。

桝太一アナウンサーが転職する、というニュースを受けて。

 

news.yahoo.co.jp


 

 

鉄腕DASHはよく見てるのと、

 

8種体癖であるように見える彼の行動原理は、

同じく8種体癖である自分の弟の近況と重なってよく理解できる気がするのだ。

 

 

8種体癖は、角度の落ちた肩(力の抜けた肩)上半身より下半身の強い姿、

鼻筋の通った面長の顔、あるいは捻れた鼻、色白で水分多めのモチモチ肌、

くっと尖った小さな顎、頬と首とがたるんとつながりがち。

画像や動画でわかりやすいのはそんなところだろうか。

 

お尻を振る歩き方や、手足首の関節の柔らかさ、声の響きとかにも特徴がある。

 

 

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体癖 - Wikipedia

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8種体癖というのはとてもマジメでコツコツとした人、という感じだ。

 

そういえば先日NHKで京都の正月伝統特集みたいなのを見たが、

着物を着て伝統を守りたいと語る梨園の妻やら置き屋の女将やら蒔絵の職人やらが、

みんな色白で小さな顎の瓜実顔、8種の顔してて、

驚きつつも納得したことがあった。

 

本には、8種は東北の百姓みたいな気質とあったが、

京都のいわゆる、黙々としきたりを守っていく気質、はんなりしっとりした美しさ、

プライド高くてイケズな付き合い難さ、そういう印象はかなり8種的と言えると思った。

 

京都は8種文化の地なのだとしたら、弥生人、渡来人の血が未だ濃いのかも?

 

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縄文人は5種や10種ぽい顔、弥生人は7種や8種ぽい顔だ。

 

7種は血の気の多い戦闘民族だが、

その陰転である8種体癖は、厳しい自然や民族の伝統、個の及ばぬ理不尽にジッと耐えて暮らす、そんなとき力や魅力が出る。

 

鉄腕ダッシュで見る桝太一アナは、海岸で泥に浸かって作業して、何時間でも漁船に揺られて釣りに行くが、そういう仕事は8種に合ってると思う。

不衛生や貧乏みたいな劣悪な環境に最も強いのも8種だ。

 

うちの弟も、何日も風呂に入らないし服替えないで平気な輩で、

うちは家族みんな毎日風呂族なのに謎だったが、8種じゃしょーがねーな、と思うようになった。

 

そんな弟が、最近転職を準備している、という。

なんでかっていうと、

弟はクライアントに責任感を持ってアフターケアも手厚く仕事をするが、

それでは売り上げがあがらんと上司に詰られてるから、だそうだ。

 

あー。

 

これが8種のマジメさか~と思った。

 

そんな弟の話を聞いていたから、

桝太一が局アナから研究員に転職、

しかも専任教授とか大学の広告塔でなくて、一介の助教からスタートする。

というのもすごく解るなあ、と思うのだ。

 

んーと、だから。

 

2種と比較するとわかりやすいか。

ちな自分の母2種。

 

2種も持続力とマジメの体癖だが、

2種は頭脳派、対して8種は肉体派なのだ。

8種は肉体で、身体感覚で確かめられることじゃないと続かない。

体格からして2種はモヤシになりやすく、8種は筋肉も脂肪も付きやすい。

 

2種は、こうと決めたことを実行するとき力が出る。

が、その決めごとというのは机上の空論や抽象的な概念でもいい。

企業の理念とか、社会通念とか、ビッグデータや数字みたいなものでもいい。

自分の身体で確かめられない情報の羅列でも脳内で想像が膨らんでリアリティになる。

もっと言うと、「お上の言う通り」で思考停止してひたすら命令実行することもできる。

ウソかホントか分からないことが書いてある台本を何十年と読む仕事もできるだろう。

 

でも8種は、それではだんだん苦しくなるのだ。


「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」みたいな。

 

出来事や数字の推移を、自分の体で確かめていかないと8種らしさが活きない。

上司がいう売り上げ、みたいな実感のないデータには従えないのだ。

口だけで実力の伴わない人間にも従えない。

従えない、という対人対象の反骨精神や闘争心にもし火が点けば、捻れは絶対止まらない厄介マンでもある。

 

そもそもあんま人付き合いが上手いタイプじゃないんだよなー。

すぐカチンときてギクシャクするっていうか。

信心深い人が多かったりもするというが、そういうスケールの大きいもの、神聖や大自然、過去の偉人とかを相手にしてるほうが向くというか。

逆にスケールの小さなもの、海洋生物の研究とかには献身を発揮できるし。

 

桝アナは、これからTV局のなかで昇進すると、人事とか後進の育成が仕事に入ってきて、

それこそ視聴率とかの実体のわからんデータとにらめっこすることが増えるだろうからなー。

現場での体当たり取材が減れば減るほど、8種体癖の良さが品下ってしまう。

 

頭より体を使う方へ、人を使うより自分が動く方へ。対人より対自然へ。

自分がどんな人間か知り、それが活きるほうへ道を開いた。

桝アナの選択は、人間性を陶冶するものとして尊敬できるな、と思った。

 

しかしそうすっと8種って、高度情報化時代では成功者になりにくい体癖だよなあ。

一次産業の個人事業主で、なんかヒット商品が出る系ならワンチャン? 高級フルーツ農家とか。ホタテ養殖とか。

 

弟殿もまだしばらくは貧乏じゃろうて。( ̄人 ̄) 善哉。

 

 

 

参考文献

 

 

体癖ガチりたい人はAmazonでなく、公式サイトに野口晴哉の著書がある。

www.zensei.co.jp

 

 

 

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inspiration.hateblo.jp


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また8種の記事を書いてしまったのか・・・10種をバランスよくコンプしたい欲の敗北。

inspiration.hateblo.jp

 

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そういえば、弟殿は最近趣味でキックボクシングを始めたらしい。

対人格闘で、上半身より下半身の競技。

たいへん8種向きと思われたので、なんと素晴らしい格好良いとヨイショしておいた。

 

そういうもの、自分を活かすものに出会える人生なら、彼はきっと大丈夫なんだろう。

 

 

自分も、身体動かすより頭ばっか使うほうが向いてるから、ブログなんてちょうどいいわけで。

 

 

つーかうちの家族って

父5種7種ムキムキ 母2種チビガリ 自分1種7種ヒョロガリ 弟8種ムチムチ 弟6種ムキムチ

消化器型と生殖器型がいないので、すごくなんていうか、間を取り持つ人のいない、衝突の多い家庭でした・・・。

 

今週のお題「現時点での今年の漢字

パプリカを回顧する。

 

パプリカ

 

地上波放送するとニュースになってて懐かしくなり。

DVD持ってるので、見なおしてみた。

 

animeanime.jp

 

 

今敏監督を始めて知ったのは、

確か自分が大学生のころ、講演に来たんじゃなかったっけ?

それで講義室で過去作の視聴会やってて、

パーフェクトブルーを見て震えた記憶。

 

アニメであそこまでのサイコホラーは今に至るも見ない気がする。

 

夢か現実か妄想なのか、わからなくなる演出が巧過ぎるんだよな・・・。

 

人がどうモノを見てるのか、意識の連続性とその穴、緊張と緩和の隙を知り尽くしてるって感じの映像の切り替え方っていうか。

今敏監督でしかあり得ない節回しが凄くてさあ。

ゴッドファーザーズもパーフェクトブルーも何回もビデオをレンタルして見たっけ。

妄想代理人は何話も見るうちにわけわかんなくなったしまった気がする。

 

パプリカは劇場で見て、DVDまで買ったのは、

YouTubeの動画で済ますものじゃなかったあのころ、

耳目からイれるドラッグとでもいうべきパレードを繰り返しキメたかったからにほかならないが、

当時お金なかったのによく買ったよなー。

そういえば筒井康隆の原作も買った気がする。

2人いた協力者のキャラを1人の刑事にまとめたのが、

時短の意味でも、キャラ造形の意味でも巧かった、という感想をもった記憶。

 


www.youtube.com

なかなか気の利いた編集のMAD、

もうこれが本編でいいが?ガンギマリで脳汁ブシャーだが?

 

オタク青年の自己イメージが市松人形というのは、

男児に女名や幼名をつけたり、女児の着物をきせたりという古い風習だな。

男児の乳幼児死亡率が高かった時代、そうやって男児が生き延びるよう願をかけたという。氷室君はええとこのボンなのか。

 

漫画、百鬼夜行抄の主人公がそんな生い立ちの設定だったなぁ。

ああそうだ、パレードの先頭を家電が歩いてくるのは百鬼夜行のオマージュみたいにも見える。

年経た器物が変化(へんげ)となる、付喪神のようだ。

 

白虎野の娘はしばらく着メロ(着メロwwww)にしてたなあ。


www.youtube.com

パプリカのパンチラって萌えもエロスもなくて、

見てはいけないものを見てしまったいたたまれなさになる件。

今敏のキャラデザがリアル寄りサスペンス向け過ぎるんだろうな・・・。

 

普通に一度見るだけでは、悪夢のパレードの全部を把握できないのがイイんだよな。

招き猫、福助信楽焼の狸、鬼瓦、人体模型、マトリョーシカ、超合金ロボ、

さすがに版権キャラクターはいないのだが、だいぶそれっぽく仕上げてるのとか。

どこかで見覚えのあるものや、昭和ノスタルジックなものばかりで画面が埋め尽くされていて、

知ってるやつがいないか、一時停止を駆使してチェックしたくなる。

 

終盤に出てくる小さな大名行列とピンクの象は、アル中やヤク中の見る幻覚の定番らしいね。

アメリカ人はピンクの象を見て、日本人は小さい大名行列を見るという。

ちっさいおっさん、とかいうものが都市伝説的に流行ったことがあったけど、同類だろうか?

ミームというのは不思議だ。

中国の古典にも鼠の小人が裁判ごっこで断罪してくる幻覚っていうのがあるらしいが、原典があるからどう、ということでもないんだろうな。

諸星大二郎の漫画で読んだ。小人怪。

 

 

 

そうだ。

この間ドキュメント72で「まぼろし博覧会」という静岡の展示施設に密着した回を見たんだけど。

locatv.com

 

パプリカに共通する世界観を感じたよね~。すごく行ってみたい。

 

広告、看板、人形、

大衆の娯楽のために生み出され、飽きられ廃れ、朽ちていくばかりのものを集めた、

懐かしくてグロテスクで哀愁漂う、賑やかな墓場、とでもいうのか。

 

ああいうの、なんていうジャンルなんだろ。

漫画家でいうと丸尾末広みたいな。

 

昭和レトロ、ノスタルジック、アングラ、幻想的、怪奇趣味・・・。

 

見世物小屋やサーカス、鳥居や縁日、パレード、廃遊園地、ストリップ劇場や映画館。

 

夜に属するものや、非日常へ誘うもの。

 

日常の反対、陽のあたるところの反対、理性と秩序の反対、顕の世界の反対。

 

悪夢の世界。

 

パプリカは、

そんなイメージの集合体である映像が本領であって、

ストーリーとかどーでもいいといえばいいのだが。

 

 

 

まあ、改めて見てよく出来てると思ったのはまず、

 

夢探偵であるパプリカの、クライアントへの態度だ。

 

クライアントは不安神経症に苦しむ中年の刑事で、夢を介したセラピーを依頼する。

パプリカは、本職は精神科医なのだが、正体を隠して接する。

髪型を変え、態度も素とまるで違う。

 

なるほど。

 

精神を病んだ人を診るとき、気をつけないといけないのは依存、共依存、精神汚染だ。

刑事はたまたま真っ当な大人だったけど、

メンヘラ 心の弱った人は話を聞いてくれる人にすぐ全力で寄りかかろうとするからな。

鬼電とか鬼lineとかリスカ匂わせとか。

 

刑事はマトモだったけど、それでもパプリカに好意を抱くわけで、

クライアントにいちいち惚れられてたら仕事にならない。

正体不明の夢のような女性、それ以上の接触も詮索もさせない。

肉を持った具体的な存在にならないよう装う。

 

パプリカ、という非現実的な名前、アバター、ペルソナを使って、

クライアントと適切な、精神的な距離をとるのだ。

 

普通の精神科医でも、病院にいて白衣を着ている医者モードの時しか、患者は診ないのと同じ。

 

白衣やパプリカという姿形で、公私を切り替える。

 

で、パプリカはセラピーといいつつ、ただ一緒に夢を見てくれるだけだ。分析も解説もしない。

刑事は「どうだ俺の夢は?」「なにか判ったか?」とか、性急に原因を知ろうとする。

あるいは答えを与えてもらいたがる。

 

しかし、トラウマというものは、見たくないモノ、というのは厄介なものだ。

 

夢には、すべてのヒントが散らばっているのに、

トラウマを直視できない心は強烈な抵抗を示す。

 

俯瞰する視聴者からすれば答えは明白で

「映画について、昔なにか嫌なことがあったんでしょ?」

とズバッと斬りこんでみたくなるが、

そんなことをすれば、刑事は激高し、心を閉ざす。

どんな信頼関係も一瞬で壊れるだろう。

 

他者からすれば、なんてことのないコンプレックスや心の痛みであっても、

本人にとっては、

 

見たくないものを見るくらいなら目を潰し、

聞きたくないものを聞くくらいなら耳を潰し、

認めたくないものを認めるくらいなら、いっそ狂ってしまうほど。

 

それほど、抵抗というのは強烈なのだ。

 

繰り返しヒントを与え、繰り返し寄り添い、

本人の準備が整って、本人が気がつくのを待つ。

 

それが優れたセラピストの態度なんだろうなー、と思った。

その点、夢探偵パプリカの振る舞いは説得力があって非常に良かった。

刑事は、自分の問題に自問自答で気がつく。

そこんとこの解決は実に素晴らしかった。

 

 

 

 

いや、褒めたいとこは色々あるんだけど、

やっぱりラストがちょっとね・・・。巨大化で解決ってそれはさあ・・・。

 

いや、わかるよ?

暗黒大魔王の内容は男×男で、しかも足が不自由なコンプレックスから若い肉体美だけを欲するハゲジジが、抑圧だらけでしかも嫌がってる人物を取り込んだもの。

彼が死ぬところで癒着したから、黒い穴という根源的な死のイメージの力を行使する。

 

それと、

困難のなかでも助け合い、素直になって愛し合う男女の陰陽和合から新たに誕生したものと、

 

致死と誕生の対比でもあり、

力比べでどっちが強いかって、そりゃ後者だよね。

 

でも、力比べで終わってどうするwww

 

人が、夢に、干渉することを、どうしていくかっていう問題がほったらかしやないかい。

 

セラピーの道具として使われているデバイス、DCミニ。

人の夢を画面に写し、他人の夢に介入、干渉できる道具。

 

しかし、物語の途中からデバイスを装着することなしに、その能力と効果は波及をはじめる。

 

街中の人間が同じ悪夢を体験し、その意識の力が実際の破壊を生む。

 

見てて思うのは、あれはテレパシーみたいな、人に本来備わってる能力を拡張や増幅する道具なんじゃないかってことだ。あまりに小型だし。

 

そういう能力、普段でも使っている共感能力の先にあるものだけど。

 

機械による補助や、科学的であるという安心感、好奇心や探究心のままにそういう能力を使い続けることで、

 

多分、脳がその能力を覚えちゃうんだよなー。

 

夢の通い路も、通い慣れればより繋がりやすくなる。

 

バイス無しでも、同じ力を再現できるようになるのは、そういうことなんじゃないかと思う。

 

結末の後でも、研究所ではあのデバイスの開発や実験を続けるだろう。

人間っていうのは、できそうなことはやらないと気が済まない生き物だ。

 

バイスが無かったとしても、人の夢に干渉する能力を得た主人公は、その力を使い続けるだろうね。夢探偵を続ける。

 

集団悪夢を経験した人達にも、能力の使い方を覚える人がでてくる可能性もありそう。後遺症というか副次作用というか。

 

多くの物語が示唆するところだけど、

人間ていうのは、他者と接続してより大きな意識になりたい、というような希求を持っている。

人類補完計画しかり、シビュラしかり、御坂妹しかり、電脳化しかり。

 

脳というのはスタンドアローンでも使えるけど、

ユニットとしても使える。

接続していくことで、等比数列的に処理は向上する。

 

ただ、あらゆる能力は諸刃の刃だ。

意識のネットワークにもリスクがある。

 

増大した処理が逆流したとき、それがネガティブな想念であった場合、個人の容量では耐えられない、ということだ。

精神汚染に、覚醒できない悪夢のパレードになる。

 

意識を楽器で例えると解りやすいけど、

バイオリンはソロで奏でてもいいし、

オーケストラに参加してより大きな交響曲の一部になることもできる。

ただそれは、きちんと調律がされていればの話だ。

チューニングの狂った楽器がひとつ鳴っているだけで全体の調和が狂い、他の楽器の調律までおかしくなる。

みたいなことだ。

 

あんな不協和音を鳴らすオーケストラ、大規模な集団精神汚染が発生した場合、

どんな解決法があるんだろうな~。

 

多分それは、力比べじゃないってことだけは解るのだがwww

 

うーん。まず原因になってる理事長と研究員の癒着を引き剥がすこと。

理事長の誇大妄想、夢の番人を謳う動機を解体すること。

足の不自由さや衰えによる喪失感や無力感の反動で、夢の全能感に酔い、支配欲になってる感じっぽい。

人物の背景は刑事と変わらないほど作りこまれていて読み取れ・・・、

 

あー、だから、そうか。

巨大化、レベルをあげて物理で殴るみたいな解決じゃなくて、

夢探偵で解決して欲しかったんだな。

 

自分のなかでは、それが納得のラストなのかも。

 

まあ、本人が気がつくまで待つスタンスのパプリカでは、時間がいくらあっても足りないか?

いや、夢に時間の制約はないけど。

人生周回するくらい、一炊の夢で済む。それが夢。

 

理事長に矛盾を自覚させて悔いさせて、ザマァしたかった~。(´Д`)

 

彼は来世に業を持ち越しだな。ご愁傷様だ。

 

しかし、

街中に悪夢を拡大させた暗黒大魔王は、人の傲慢から夢を守るなどと言いつつ、

結果として多くの人に夢に干渉できる可能性を体験させてしまったわけだなあ。

 

DCミニや、夢セラピーの有効さを宣伝する結果になったという皮肉。

 

 

 

 

それにしても、夢か。

 

夢で他者とつながっていく、という方向性は確かに大切だ。

虫の知らせや予知夢とか、集合的無意識へアクセスしていくこと。

 

でも夢はまず、自分のために見ないとな。

 

多忙な夢探偵には「そういえば最近、自分の夢を見ていない」というのがあるが、

それは危険な兆候だ。

 

敦子がパプリカに「どうして私の言う事を聞かないの!」という場面があるけど、

顕在意識が無意識を支配できるなどと思ってはならない。

理性が衝動を、知性が本能を、ペルソナがシャドーを支配できるなどと、思ってはならない。

 

エゴの自分が、なんでも思いどおりにしようと頑張りはじめるのは危険な兆候だ。

 

それだとどーやってもうまくいかない。

 

夢が、内省が、無意識との調和が、

自分という楽器の調律が不全なまま、

どんだけ頑張ってみても良い音楽にならないのと一緒。

 

何事もうまくいかなくなったら、まず何よりもセルフメンテを、チューニングをするべきなのだ。

 

変わるべきはいつでも、外ではなく、内にある。

 

夢探偵は素晴らしいけど、パプリカを探さなくても、自分がガイドに成ることもできる。

 

いつでも、今でも、そうしようと思えば、始められる。

 

音楽のように、無常に響き合ってただうつくしく。

そんな風に生きられたらいい。

 

 

 

 

本当に惜し過ぎる人を亡くした。言葉もない。

 

なんかサントラを買うという行動様式もすっかり廃れたけど、これは黄金時代の逸品だと思う。

 

丸尾末広

 

少女椿


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パプリカの源流がここにあるよなあ。今見ても色々ぶっとんでる。惹きこまれる。

というか今では色々無理だなこれww映倫なにそれおいしいのwww

 


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まぼろし博覧会、まじカオス。

色褪せてくに任せてるし、館長のセーラちゃんがだいぶ高齢なので、行くならはよ行かんと。

 

昔好きだった短編漫画を思い出した。

街にやってくるサーカス、というのは物語の恰好の舞台だよな。

広場にできる巨大な天幕も、旅芸人という特殊なコミュニティも、スリルに満ち溢れたショーも、檻に入った猛獣も、

興行が終われば街から去ってしまう寂寥も、なにもかも。

そこに何を紛れこませても納得してしまうだろうほど、すべてが非日常だ。

 

 

人格のバックボーンに刷り込まれた漫画。

紛失してるから、また買ってしまおうか・・・。

 

 

百鬼夜行抄の主人公は、旧家の生まれで女装に女名で育てられた設定。律くん。

 

 

意識のネットワークについての過去記事。

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特別お題「わたしの推し

歌声と体癖2 SKY-HIでcheck the answer

待って。前回の記事あげてから、

 

YouTubeの新着で、

BE:FIRST / Move On -Live from “FIRST” One Man Show -We All Gifted.-

 

これ聞いて鳥肌たったんだけど。

 

歌いだしから順に

 

リュウヘイ1種

マナト9種

ジュノン1種

レオ5種

リョウキ7種

ソウタ8種

シュント10種

 

えっ。

 

つまり、高音がイイ人から低音がイイ人に、

順に並べていったってこと???

 

1、5、7、8、10、

で、9種は骨盤閉型、身体やノドを締める力で高音が出るから、

1種と1種でカブるリュウヘイとジュノンの間に入れた・・・ってコト???

 

神や、神がおる・・・。

 

神の耳、神の采配力を持つものがおるで・・・、

 

それはSKY-HI社長なんだろうね~勿論。

 

いやSKY-HIならやると思うよ。体癖論もチャクラも知らなくても。

知識じゃなくて、培ってきた音楽の力、インスピレーションで出来ると思う。

 

ライブでもそんなことやってたもんな。

コール&レスポンスで、

低音「ウーウー↓」高音「アーアー↑」を発声させて、

観客席をまるごと調律していた。

 

いやー。

 

そゆことなんだよな。

優れたアーティストのやることって。

 

こうやったら、ピタっとくる。

説明できないけど、正解だと解る。

そういう直観の力が、プロフェッショナルの力だ。

 

あらゆる研鑽、あらゆる道が、いつか同じ頂へ至る。

 

天才と言われた人たちと同じ景色が観えるようになる。

同じ言葉で通じ合えるようになる。

 

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縁壱もそう言ってるし、

 

SKI-HIも、「音楽だけじゃなくて、きっとどんなことでも」と言っていた。

 the first最終審査、リョウキのコメントに応えての一幕だったっけ。

 

体癖論で自分の認識が進んで、

SKY-HIのやってることの意味がまたひとつ解って、

ファン冥利に尽きるというか、

前記事の検証がとても報われた気がする。

 

あの仮説で合ってる。

 

だって、それがクオリティになるのだから。

たまたま、偶然でしょ、なんて片付てはいけないのだ。

ビギナーズラックを再現性のあるものにしていくのが研鑽というもの。

 

クオリティ嘘つかない。

完成度、調和を感じる力が、本質を感じる力で、至高の境地だ。

それはすべてに通じる。

先生に花丸をもらったような気持ちで感謝感謝。

 

 

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前記事、ちょいちょい追加考察もあるからまた見て見て(*´з`)

 

 

SKY-HI's THE BEST(CD3枚組)

 

 

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特別お題「わたしの推し

歌声と体癖

前からちょいちょい思ってたんだけど、

体癖によって声にもタイプがあるようだ。

 

THE:FIRSTっていうオーディション番組で、

歌って踊って合宿で泣いて笑っての若者たちで体癖を観察してて気がついたのだが。

 

1種はハイトーンボイスが良くて、

10種は低音が豊か。

 

頭脳型、人体の上のほうを主に使うひとは声も高く、脳天突き抜ける高音の素質。

生殖器型、人体の下の方を主に使う人は声も低い。肚から地を這うデスボの素質。

 

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その人のエネルギーのセンター、気の中心があるところ、よく使うチャクラのところを響かせて声を出すと、

気持ちのいい声、魅力的な声になるんじゃないかと思う。

 

 

ただ喋るだけの時は左脳優位だけど、

歌うとなると、歌詞は左脳、メロディは右脳の領分であり、左右の脳の高度なシンクロが必要になるわけで。

そうして行う表現が、あるクオリティに達するためには、とても真摯な研鑽がいる。

嘘などつけるものではない。己を偽って為せるアートなど無い(自論)。

 

だから、ただの声ではなく、歌声を観ることでなら、

その人のアートにあらわれた真実にアプローチできる、と思うのだ。

 

まあ、あくまで傾向としてね?

1種の自分もカラオケでは高音の伸びのとき快楽脳汁ドバー出るんよ。

 

というわけで、せっかくブログにYouTubeのリンクを貼れる時代なのだ。

存分に仮説を検証してみよう。

 

自分はもともと音楽に詳しくない民で、サンプルが足りないので、

詳しい人の見識(聴識?)を募らせていただきたくもあります。

「この歌手は何種っぽいですかね?」とか気軽にご質問ください。

 

 

体癖 - Wikipedia

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上下型頭脳型の歌声

 

BE:FIRSTのジュノン

ハイトーンボイスがグッドというキャラ付けで紹介されていて、

それで1種=ハイトーンボイス、という図式に気がつけたので感謝。

骨美人とも言われていたが、1種は手足が長くてスラっとしてる印象があるやつのことだね。歌いだしの人がジュノン


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で、次に歌うシュントが目が離れたヒラメ顔系の10種。

高音パート歌いがちだが、番組中で低音の良さで見せ場をゲットしていた。「ゲラー」みたいな。1分10秒あたり。

I got myself や milibili みたいなパート歌えるのはつよい。セールスポイント。

こういう曲だと捻れ型の7種リョウキと8種ソウタのロックさやドスが効いていいのだが、最も低いところは10種シュントがもってくっていうね~。

体癖的にも大正解!で実に尊い素晴らしい。


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高音と低音どちらも出ている歌手でも、どちらが魅力的、個性的、豊かな音域だと感じるか、その快の感覚によくよく耳と心を澄ませてみてほしい。

 

んで、

いかにも1種な歌手っていうと、ポルノグラフィティ岡野昭仁とか。

BUMP OF CHICKEN藤原基央とか。

高音の快、頭側で太くなる首のライン、額が大きく顎の短い顔つき。


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米津玄師もそうかも。

首がしっかり太長の高身長。大きい体格のわりに声が高い。

この爪先を使うダンス見てると1種っぽいなーって気がしてきちゃうんだよな。

1種体癖は爪先や指先の力が強い。普段から背伸びっぽい姿勢、足の前方に体重かけがちなので発達してるともいう。

しかし最近顔出し増えたのでインタビューとか見てると、喋りはスローで掠れて頬骨高さもあって6種っぽさもあるか。

 

複合体癖はもちろんあるのだが、ここではできるだけ分かりやすい人をピックアップして記事にしていきたい。

 

 

2種は、松任谷由実スピッツ草野マサムネとかだろうか。

ハイトーンに加え、ハスキーな感じがしてくる。ような気がする。

 

頭脳型は言語把握。

歌詞も書くシンガーソングライターに向く。

オリジナルの世界観や高いメッセージ性のあるバンドや歌手が多いと思う。

 


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草野マサムネ、首太く、頬骨とかあちこちちょっとずつ角ばった感じ。スタイルは上下型っぽいスラっと感も。

スピッツのドリーミングな歌詞と曲の世界観は2種っぽいのかもしれない。

夢のようなイメージの連続でふわふわしているというか。

1種ならもうちっと論理的じゃないと耐えられない気がするwww

 

1、2、6、9種なんかが歌詞書くのに向きそう。

アルバム通して世界観を構築、とかのレベルとなると、その辺の気質がいるだろう。

 

あと多分、早いラップとかボカロ的圧縮とか、

すごい早口で歌うやつが得意なのも1.6.9種のケがありそう。言語やスピードに快感がある体癖だ。

8種とか4種とかはおっとりしてるから、あんま向かないのかも。

 

 

 

 

 

左右型消化器型の歌声

 

3種、安室奈美恵

 


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童顔で丸みのある顔、おでこが丸いってのは実に3種っぽい。

声も子どものように甲高いというか、高い若い声。

 

 


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Official髭男dismの藤原聡、

丸顔で童顔で声も高い。

4種っぽい癒しな響きもある気がするな~。

 

安室奈美恵は引退が早く、藤原聡はこないだ病欠してたけど、

消化器型左右型はノッてるときは華やかなんだけど、長期展望に欠けるところがあるという。

えっ。

 

 

4種、平原綾香、カドサワンレイコ、SEKAI NO OWARIの深瀬、Yama、YOASOBIのikura、

 

4番目、胸、身体の中央が中心なためか、自然な中域の声が良く、

なおかつ低音も高音もどっちもいける。

どの音域で歌ってるときも無理してる感がないというか。

 

そしてなんとも独特な響きのあるヒーリングボイスなのが4種な気がする。

F分の1ゆらぎ含有率が高そうな声。

声質がイイっていうやつ。後天的には身につかない天与の才、ギフトってやつだな~。

 

1/fゆらぎ - Wikipedia

 


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低音も高音もどっちもすごくいい稀有な声質。

ジュピターは曲はもちろん歌詞も素晴らしいねえ。

「愛を学ぶために孤独があるなら、意味の無いことなど起こりはしない。」が好き。

バックのミスチル桜井さんもそこでコーラスしてくるからね!わかりみ~。

 

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オーディションではグループに選ばれなかったレイ、ソロでもがんばえ~。いや4種は一人じゃないほうがいいけど~。

 


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深瀬の声質いいよね~。

 

 

野口晴哉や片山洋次郎の本には、歌手に向くのは声が響く8種とあるが、

それは胴を共鳴させて、舞台から観客席の隅々にまで届く大きい声が出るってことで、

オペラ歌手やゴスペルに向くのはもちろん8種だと思うけど、

 

マイクやスピーカーや音声加工技術の発達した現代においては。

例えば手嶌葵のような微かな声、ウィスパーボイスでも歌手として成立するし、需要もある。

 

むしろ歌に癒しが求められる現代では、4種のほうが歌手に向くような気もするのだ。

好きな歌手を改めて観察すると、あれまた4種やん、っていうのがよくある。

あるいは動画文化的な過集中の傾向なら1種9種とか。

 

野口晴哉は、昭和歌謡に向いた体癖の話をしていたのかもしれんね。

歌の趣きも時代によって変わっていくと思うとなかなか感慨深い。

 

手嶌葵もいかり肩で4種っぽさあるかな。顔は、うーん?

 

 

前後型呼吸器型の歌声

 

5種の歌手って・・・?

BE:FIRSTではレオが5種ではあるが。

どうもあんま歌手向きの体癖じゃないんじゃないのっていう。

 

年単位で観察継続しているが、キングヌーのツインボーカル井口理のほうくらいしか見つけられてない。マジでレアなのだ。

しかも、ものすごい裏声の歌い方で、地声の良し悪しがわからない。

テクニック、歌唱技術しかない歌い方ではなかろうか。


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前後型呼吸器型5種体癖ってあんまアレなのかな・・・?

前屈で胸を圧迫してるから声でないとか?声伸びないとか?

まあ、今後もよく見ておこう。きっと優れた歌手もいるだろう。

 

 

6種といえばSKI-HI

推し推し好き好き大好きだが、歌詞とラップと総合指揮力は神だけど、

歌唱力や声質というとまあ正直そこまで(急に冷静)

得意の高速ラップは感情や呼吸の抑制に快がある呼吸器型らしさが活きてるね。

重い肩で押してギュッと息を詰める、そういうことをやりがちでそれが快になる姿勢なのだ。

 


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「今日枯れた花があるから、明日咲く花に会える。」

 

ほんと歌詞が全部神でしゅき。

6種も非常に情熱的な言葉を綴ることができる。歌詞を書くに向く体癖だ。

 

 

尾崎豊相川七瀬とか6種体癖だった。仄暗い色気あるタイプなのがわかるね。

あとミスチル桜井和寿とか。

9mm Parabellum Bullet菅原卓郎

 

 

 

捻れ型泌尿器型の歌声

 


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MISIA みたいな、パワフルソウルフルって感じの歌声。で声量がオバケ。

黒人って捻れ型的なのかね?そういう系の歌は7種な感じがする。

いわゆる「腹から声が出てる」っていう感じだが、ややカラッとした乾いた声な気がする。

 

この人とか。LEBO M

youtu.be

 

あと攻撃的というか、ロックンロールでシャウトな歌手だな。

そして輝くウルトラソウッ!稲葉浩志とか、7種典型の立派な鼻筋の通り具合よ。


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最近ロックバンド減ったよな~。時代に愛される歌、時代に合った気質と体癖はあるよね・・・。コンプラまみれで7種の生きにくい時代ではある。

 

 

8種になると、響きというか膨らみというのか、しっとりとした音の奥行きが加わる。

倍音、とかの要素加わってくるのかもしれない。

 

8種は7種より肩の力が抜けている。

緩んだ上半身が、良い共鳴胴になって音を反射増幅している…ような気がする。

 

 


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押しも押されぬ歌姫オブ歌姫、美空ひばりは8種みたい。面長で鼻筋通って色白。

7種8種になると、あきらかに低音が良くなってくる。よね?

着物似合うわあ。8種は瓜実顔で凄味と色気の着物美人。

 

鬼束ちひろとか。

素行が悪いというか、足癖が悪くてその辺のものを蹴ったくるという話をフライデーされていたが、8種体癖であれば頷ける話だ。捻れをキックで解消する。

月光はすごく8種の気質が伝わる歌詞だ。

自分にも世界にも寛容になれず、はるか遠い神聖の感覚を頼りに耐えている心。


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ado かなりテクニカルだし顔出しナシだが、賭けてもいいけど8種だと思う。

癒しソングやしっとりバラードとかより、だんぜんうっせぇわとかトットムジカみたいなオラついた曲で良さが活きている。


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開閉型生殖器型の歌声

 

9種の歌手は、ちょっと例外というか、

身体をぎゅっと締める力で喉を絞って高音出る感じ。

西川貴教とか、平井堅桑田佳祐

 

谷山浩子とか、歌詞の世界観がすごい一貫してるシンガーソングライターだな。


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9種は顔で判りやすいと思う。

目が寄ってて頭がハチはってる感じが掴めればパッと判る。

 

 

10種の歌手はめっちゃ多い。

注目されるの好きでカリスマあるし、

長く歌手活動を続けられるタイプではないだろうか。

売れても満足せず、どこまでもどこまでもと広がり続けていける。

野性的で身体も頑丈だし。ストレスで病気とかあんまない体癖。

 

生涯現役みたいな感じに向くのは生殖型頭脳型かなー。

消化器型はノッてるときは華やかだけど、儚い美しさになりがち。

泌尿器型は強いけど、頑張りが過ぎるとガタがくるのが早い。

 

やはり体癖は偏りでもある。長所と短所の表裏一体だ。

クセを活かすことも大事だが、偏りを整えて短所をフォローしていくことも大事になる。

みんな野口整体しよ。足首を振って捻れを解消する体操とか、まず自分でできるケアからでいいのよ。

 

 

閑話休題

 

10種歌手は最も低音が豊かだ。女性でも地声が低い。

そしてほんとに列挙に暇がない、三浦大知あいみょん、AI、クリーピーナッツ、

目鼻立ちの幅広かったり、離れていたりの顔。

1種みたいな顔もいるけど首は短かったり細かったりだ。

森山直太朗さだまさし奥田民生・・・

 

宇多田ヒカル


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目や口もだが、とくに眉が大きな弧を描いてるよね。

肩幅もある。10種の肩は横に平たい広さだ。

 

 

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影山ヒロノブ、10種だけでもないような顔だけど、(6種みもある)

この声の低い感じが10種感なのかなって。7種8種より低く、しかし威圧感は無い。

ドラゴンボールの主題歌など子ども向けで、宇宙的にスケールの大きい歌詞の歌、

10種にぴったりだ。

水木一郎とかも。

 


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Superfly 目が離れたヒラメ顔の10種。低音が豊かな歌声だ。

 

 

 

高音は訓練すればある程度出る、という。

筋肉で声帯を締めて、空気の出口を狭めれば狭めるほど高い音が出る。

逆に、低音は。

声帯のサイズを最大に緩んだとこから更に広げる方法はないから、

低い音がどこまで出るかは生得的資質、ギフトだという。

と何かの漫画で読んだけどホントかな…。

一条ゆかりのプライドだったかな…。

 

まぁ、低音出す為には体格の大きさもいるよね。小柄だと声は高くなるし。

バイオリンは小さく高音でコントラバスは大きく低音なのと一緒。

男だと低いし女だと高い。

 

色んな要因があるから、あくまで傾向ってことで。

 

 

 

 

 

 

 

 

ざっと今回はここまで!

自分が今そうかな~と思ってることは書いたので、

今後また色んな事に気がついていけると思う。

 

 

 

 

 

体癖

体癖 - Wikipedia

 

参考文献はこちら。 

 

 

体癖という方法論、分類法だけでなく、

創始者野口晴哉の世界観ごと学んでいくといい。

 

 

Amazonじゃなくて公式に著書がある。ガチりたい人は通販で。

もっと流行って廉価版とか文庫版とかでるといいよなー。

www.zensei.co.jp

 

 

 

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わたしの推し

 

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特別お題「わたしの推し

BONES 懐かしいからちょっと書く

BONES ―骨は語る― シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

 

年始一挙放送だかでやってたBONES〜骨は語る〜

ンなーつかしーい。
 
自分歴でMAX病んでたころ、のめりこむように見ていたドラマだ。
 
毎回、怪死した死体がどどーんでろーんのビジュアルに、
なぜか癒されていた自分はマジでギリギリだったんだなーと感慨深いというか。
あらためて見ると、普通にヒェッてなるな。なかなかのグロみ。
 
完全自殺マニュアルとか読んでたしなー。
そうだな、あの心理はあれだ。
昔、麻薬常習者か何かのインタビューで、
首から下げた弾丸のペンダントに、致死量の毒を入れてお守りにしているという女性がいた。
「いつでも死ねると思うと、すこし安心するの」みたいなことを言ってたっけ。
 
グロ死体映像を毎日見つめていた自分も、
死を側に感じることで、
いつでも全部終わりにできると思うことで、
苦しい生にギリギリ耐えて、なんとかやり過ごしていた。
 
グロ死体から腐った肉が除かれて、さっぱりした白い骨になり、
もの言わぬ骨に残る痕跡から、ブレナン博士が死者の生を読み解いていく。
清めと追悼の儀式のような物語に惹かれていた。
美女と死体っていう対比もなかなか象徴的。
 
自分も、見苦しい人生を清算した後で、あんなふうに誰かに理解して欲しかったのかな。
生きてる時は、うまく生きられない自分が恥ずかしくて、
なのに同情はされたくないプライドがあって、弱音は吐けなかった。
死んで終わってしまいたいのに、でも本当に誰にも苦悩を理解されないのも悔しくて寂しい、みたいなw
 
死んだ方がマシなほど、苦しい時はあるよね。
 

最近、小説家の北方謙三の人生相談で、
死にたいという若者の人生相談にたいして、
「本を100冊読め、本に死にたい気持ちを覆す力はないが、時間は稼げる」という名言があったとバズったけど。
 
そうだな。そうなんだろう。
自分も1日1時間、必ず凄惨な死体から始まるドラマを見て、時間を稼いでいたんだろう。
死にたくて、帰りたくて、どこへ帰りたいのか分からなくて、
それを知る機会をあてもなくただ待って、苦しみが去るのを待っていた。
いつくるかわからないいつかを諦めきれず、だましだまし生きてた。
 
というわけで、bones見てるとトラウマがざわつくし、今の感性に合わないので、
ちらっと見ただけだが、体癖的に見どころがあったとことかを書いておく。
 
ブースめっっちゃ5種。
ブレナンめっっちゃ2種。
 
典型的っていうか、一目でわかる体格や顔なので、体癖分析練習してる人には是非www
白人とか、人種の差異はあるっていうけど、それにしても。見たまんま判りやす過ぎてwww
 

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BONES ボーンズ 骨は語る シシーズン8 Vol.3(第5話~第6話) [レンタル落ち]

 

ブース、肩幅の広さ厚さ、アゴの奥行、上目づかいの伺うような表情をよくする。
ブレナン、かなり頬骨の目立つ顔、愛想のないクールビューティー、首は太めだが1種ほど縦の勢いがなくて、あちこち角張ってる感じ。
 
こういう海外ドラマって年単位でやるし、
脚本もシーズンが後半になってくと役者に合わせて書いていったりするので、
まあ、割と素の性格が見れることもあると思う。
 
あらすじいるかな。
 
2種体癖ブレナン博士は法医学者、日本ではあまりメジャーでない分野の学者だ。
日本では上野正彦が有名で色々本を出してるけど、
 

ドラマの舞台、伝統ある博物館の部署であり、清潔で洗練されて、それでいてホログラムでシミュレーションまでやる最先端で近未来的っていうイメージはかっこよすぎた。

 

いわゆる検死っていうと、日本の刑事ドラマとかだと、霊安室みたいな、薄暗くて冷たい手術室みたいな先入観があったからな。

それがひっくり返ったカルチャーショックが良かった。

 

そんなステキで知的な職場に、身元不明までグロになった死体事件を持ち込むのがFBIの捜査官、5種体癖ブース。

 

主人公コンビは、

Xファイルのモルダーとスカリーの男女逆転みたいな感じだ。

 

主人公ブレナン女史は知性派の天才なんだけど、人情の機微や常識に疎い。

付き合いのいい相棒ブースは、毎度突拍子もないブレナンに振り回され衝突しつつ、根気よく関係を築いていく。

なんだかんだ足りないものを補い合える2人というやつ。

 

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頭脳型、思考タイプは、共感とか人の気持ちを感じとるのが下手だ。

だから、知識や役割から人を解そうとする。

エンパシーは後天的学習で発達するが、シンパシーが苦手なのよ。

ブレナンもそう、人の骨からなら驚くべき情報を得られるのに、

生きてる人の気持ちをとんと察することができない。

サイコパス感は1種ぽいかもな。サイコつかアスペか。

骨のこと、自分の得意分野のことはマシンガントークなところとかも、どっちかというと1種か。

 

ものっすごわかりみあるわブレナン博士w

演じてる法医学博士の役が1種ぽいのに、

役者のエミリー・デシャネルは2種っぽいから、 

1種の自分も反発なく感情移入できたのかもなー。

 

同じ型なら陰陽が違っても割と互換的だったりするようだ。

まず親族にいるから、模倣が捗るということもある。

親を見て育って、行動パターンを吸収してたりみたいなことがある。

自分の母親も2種で、困難な時期は2種をよそおって生きていたような気がする。

 

ブース、感情タイプの5種は、人と人との繋がりの本能、大脳辺縁系が主軸だ。

5種は特に全方位外交型の陽の者。

誰とでもソツなく付き合えることにかけては随一だ。

社交のテクを教わるなら、5種だよな〜。

 

ブースが潤滑油になって、

ブレナンは職場の仲間とも良い関係を築いて、成長していける。

 

BONES ボーンズ 骨は語る シーズン3 Vol.5 [レンタル落ち]

アンジェラは、顔のパーツが全部大きい。

前回見たハライチの岩井に似た感じの10種かな。常に人好きのする笑顔なのは、役でもあるし素でもありそう。

包容力があって、みんなのママ的なポジション。アーティストなのも10種的カリスマを発揮してるのかな。

恋愛遍歴が豪の者らしいが、10種は愛の間口が広い。恋愛対象のストライクゾーンも広い。

ヘンな男をひっかけちゃいけないぜアンジェラ姐さん・・・。

 

 

BONES ボーンズ 骨は語る シーズン5 Vol.2(第3話~第4話) [レンタル落ち]

 

カミールは、目が離れたヒラメ顔タイプの10種。

私がボスよ、というのも10種やな。

そこさえ認めれば、部下の裁量に任せる度量のある人物だ。

一期から見てたときはボス交代に不満だったけど、

それを忘れて見てみると、優しそうな表情の人な気もする。

 

 

BONES ボーンズ 骨は語る シーズン5 Vol.9(第17話~第18話) [レンタル落ち]

ホッジンズは、9種ぽい。

デコが鉢張ってて小柄な印象。

目つきもなー。まっすぐ人を見るというか、視線がジッと固定されてる感。キョロキョロしないのだ。

昆虫や胞子の博士というのも似合う。余人が顧みないニッチを極める。

なにより何回フラれても絶対諦めないマンなのがw

執着つよつよで一歩間違えればストーカーになる愛し方っていう。

 

 

あ~BONES懐かしかった~。

つらい時期に伴にあってくれて、感謝してる。

 

ブレナンが意外と乱暴者なのが面白いんだよな。

2種はスクインツ(内向的オタク)、博士で知的な女性なのに、

前に出て銃を撃ちたがったり、カッとして悪漢をボコったりする。

それは体癖や外観からはまったく想像できない行動ってことになるのでは。

7種か6種のやりそうなことだw 

うん、ギャップ萌え! そういうことがあるから人間て興味が尽きないよねw

まー多分、アスペの人のアレ、他人とうまくコミュニケーションできなくて鬱積したフラストレーションが突如爆発するやつ、それが攻撃性みたいに解釈されてるのかな、とか。

 

 

骨や骨格から人間を観るブレナン、ボーンズ博士なら、

きっと体癖論もあっという間にマスターするだろうな。

骨相と体癖には共通する土台がありそうだ。

 

というか、自分が体癖に夢中なのも、

ボーンズの、見た瞬間に人のことを見抜くスキルに憧れているのもあるのかもなあ。

骨から性別人種に生前の生活スタイルを見抜くのはもちろん、

生きてる人でも歩き方から女性が妊娠してることを見抜いたり、

赤ん坊の顔の骨相から父親が誰か見抜いたり、枚挙に暇がないけど。

 

あんな風になりたいというか、なれそうな気がするのだw

 

 

 

上野正彦

 

死のうと思っても、まずテキストで予習をしてしまうとか1種よなw

 

参考文献

 

 

体癖ガチりたい人はAmazonでなく、公式サイトに野口晴哉の著書がある。

www.zensei.co.jp

 

 

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特別お題「わたしの推し

一年は正月に、一生は今に在り。

ポスター ウォールステッカー 正方形 シール式ステッカー 飾り 30×30cm Ssize 壁 インテリア おしゃれ 剥がせる wall sticker poster 海 虹 写真 010198

 

一年は正月に、一生は今に在り。

 

正月からちょいと車で出かけたら、

晴れている夕空にひとすじの虹が見えて、今年は幸先がいいなと思った。

写真に撮ったらほぼ見えないような幽かな虹だったので、画像は借り物だが。

 

そして流し聞きしてたラジオから、

なんだかとても味わい深くうつくしい言葉が飛び込んできたのでメモしておこう。

一年は正月に、一生は今に在り。

正岡子規の句だという。

 

なるほどなあ。

 

似た言葉、前提の言葉として

一年の計は元旦にあり、ならよく聞く。

新年度の抱負とか、目標とか計画とか、書初めとか、そんなんをあれこれする。

小学生くらいのころは親族で団欒がてら、そんなんを親の前で発表させられた覚えがあるかもしれん。

 

しかし近年はとんとやらないな。

今にして思うと、そんな新年から妄想逞しくというか、欲望や想念で頭をいっぱいにするというのもなんだかなーだ。

 

人間の処理能力をPCに例えるなら、

一年の計ってのは、デスクトップにアイコンを置いとく、みたいなことに思える。

するべきことをいつでも目につくところに、というわけだ。

それ自体はまあ、いいんだけど。

 

ただもし、デスクトップがこういう状態だったとしたら、

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新しいアイコンを増やしてもあかんよね。

紛れてわからないし、負荷がかかって動作がモッサリになるばかりだ。

 

一年の計というアプリを能くするためには、

デスクトップは青く澄んだ空の如く、初期状態に近ければ近いほど好ましい。

 

今年はああしようこうしよう、あれが欲しいこんなふうにしたい。

そういう想いのちからを最大にするためには、

積もり積もったいろいろの思い込みをアンインストールして、

ワークスペースをクリアにして再起動、

スカッと快適明瞭な頭脳にするメソッドこそ、何度でもおすすめだ。

 

なにかと慌ただしい一年の初めこそ、

身を清め、心を鎮めて、

これから起こる様々なことを、我の視点から嘆き憤ることなく、

ありのままを受け入れ、最適のアクションで越えていけるような。

 

そんな心身に、天心に調えていけたらと思う。

 

一生は今に在り。

 

いつでも、人生にあるのはこの一瞬だけだ。

 

過去も未来も、観念の幻。

 

一年というサイクルの始点に元日をおくように、

一生という円の中心に今をおく。

 

すると過去も未来も包括して、自身の本性を、魂の在り様を眺めることができる。

小さくて愚かで愛しい、自我の影を越えて、

ただ無から有を汲みだしている通路、井戸のような泉のような星のような、魂のはたらきを感じて委ねる。

 

そんなんでいいのだ。

 

それがわかれば、抱負も目標もいらない。

だって「せねばならぬ」という思い込みはなんであれ、心身を固くしてしまう。

 

その時が訪れたとき、最善に、インスピレーションのままに動くために必要なのは、

すべてを映して穏やかな明鏡止水の心、しなやかで勘のいい体なのだから。

 

じゃ、今年もそんな感じで、

混迷の世を臨機応変に波乗るように。

融通無碍かつ虚心坦懐で自在にぼちぼちやっていきたいので、よろしくお願いします。

 

あけましておめでとうございました。